「離婚して派遣社員に。正社員を目指したい」「50歳前に起業し、70歳まで働く!」…年金額はどうなる?

「離婚して派遣社員に。正社員を目指したい」「50歳前に起業し、70歳まで働く!」…年金額はどうなる?

離婚して派遣社員をしているが、正社員になって年収アップを目指したい。50歳前に起業して、70歳まで仕事を頑張りたい…。それぞれ、年金額はどのようになるのでしょうか。ライフスタイル別にシミュレーションしてみます。※本記事は、井戸美枝氏の著書『一般論はもういいので、私の老後のお金 「答え」をください!増補改訂版』(日経BP)を抜粋・再編集したものです。

ケース①…離婚による「年金の上乗せ分」を知りたい

シングル、派遣、41歳、年収300万円

 

65歳からの年金予想額:年146万500円

今後予定している働き方:「離婚後41歳から正社員に」「60歳で定年、65歳までアルバイト」

 

 

結婚し、夫の扶養家族となりましたが、38歳で離婚。41歳の現在は派遣社員として働いています。今後は資格を取得して正社員になり、年収を100万円アップさせ、60歳で退職したいと考えています。

 

現在41歳の彼女の「ねんきん定期便」の「これまでの加入実績に応じた年金額」では、年金額は年約55万円。今後、正社員として60歳まで働くと、年金額は年約146万円、月額約12万2000円となります。

 

離婚すると婚姻期間中の夫の年金の一部が分割されますが、婚姻期間9年で月1万円程度と当てにはできない額。60歳以降もフルタイムで働き続け、自分名義の年金額を増やすことが重要です。

 

※元夫は会社員、平均年収500万円の場合

 

 

離婚による年金分割は月1万円程度の額。年収アップを目指す、定年退職後は再雇用などで、厚生年金に加入し続けて、自分名義の年金を増やしましょう。

 

★アドバイス 

離婚による年金分割に期待し過ぎるのはNG。また、離婚後一時的に実家で生活する場合は、出費の少ないその期間中に、しっかり貯蓄しておくことも大切です。

 

★年金額をもっと増やすには? 

 

□ 定年後も再雇用で働き、厚生年金に加入

□ 年収をアップさせる

 

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一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版

一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版

井戸 美枝

日経BP

ベストセラー『一般論はもういいので、私の老後のお金 「答え」をください! 』の増補改訂版。 2022年の年金制度改定に対応し、最新情報を盛り込みました。 日経WOMANの調査では、今、働く女性の約85%が老後のお金に不安を感…

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