(※写真はイメージです/PIXTA)

高い集中状態を長時間保つことは誰にも難しいものです。しかし、1日のうちに「仕事がはかどる時間帯」はそれぞれに存在します。集中しやすい時間に、「本気の30分」を計画的に作ってみてください。仕事がマンネリ化している場合には全体の効率アップにつながります。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

理想の1日や1週間をイメージして瞑想

ここまで、「あり方」を整えるためのセルフリーダーシップについて、ご紹介してきました。ここからは、自分の行きたい未来に向かうためのセルフリーダーシップについて解説します。

 

プラスマイナスゼロのニュートラルな状態に整えることができたら、それで終わりではありません。プラスの価値や未来を創造するために、セルフリーダーシップを発揮していってください。

 

そのための3つのメソッドをお伝えしていきます。

 

①「振り返り」
②「理想のイメージ瞑想」
③「本気の30分」を毎日作る

 

▶セルフリーダーシップメソッド②「理想のイメージ瞑想」

瞑想自体はその有効性が世の中に浸透しつつあります。

 

ストレスマネジメントとしても有効で、瞑想している方は精神が安定し、結果、仕事の成果も出しやすくなるわけです。

 

瞑想法は多岐にわたりますが、オススメなのは 「よかったことの振り返りをしたあとに、理想の1日や1週間をイメージして瞑想をする習慣」 です。

 

ゴールイメージを臨場感たっぷりに味わうのもよし、理想の1日、1週間を高速でシミュレーションするもよし。

 

ポイントは「いい状態」で瞑想することです。

 

そのためにも、まず「よかったことの振り返り」をしてから、そのあとで「瞑想する」というのを私は習慣化しています。

 

よかったことを振り返ることで、自己肯定感が上がり、いい状態のメンタルで瞑想することができます。

 

瞑想状態を維持するには、一定の体力も必要です。筋トレや運動習慣も併せて取り入れることで、心身のコンディションもますますよくなります。

 

逆に疲れすぎて、振り返りをする余裕さえないときもあるでしょう。そんなときは、目を閉じて、ゆっくりゆったり深呼吸を繰り返すだけでも効果があります。

 

ぜひやってみてください。

 

次ページ1日1回の「本気の30分」が人生を変える

※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

部下は動かすな。

部下は動かすな。

大平 信孝

すばる舎

「部下が動いてくれない」「部下が一向に成長しない」「怒っても褒めてもうまくいかない」「チームが全然まとまらない」「リーダーとしての自信がない」… このような悩みを抱えるリーダーのあなたは、なんとかして部下・チ…

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