(※写真はイメージです/PIXTA)

私立高校の教諭としてキャリアを積んだ、株式会社対話教育所の代表取締役・小山英樹氏は、日本の教師の教え方ついて「こだわりすぎている」と説いています。

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子どもを受け身にさせる元凶「今のままじゃダメ」

これまで教師の多くは、「教える」ことにこだわり、「いかに教え導くか」を考えていたと思います。

 

どうすればたくさんの知識を効率的に生徒に覚えさせられるか、どう説教すれば反省させられるか、どうお尻を叩けばやる気を起こさせられるか……。

 

その思考の出発点には「今のままじゃダメ」という判断があります。これが子どもの育つ意欲を損ない、受け身的にさせてしまう元凶になっています。

 

子どもは何かしようとすると判断を押しつけられ、ダメ出しされ、親や世間が思う「良い子」になるように矯正されるうち、次第に何もしないほうが無難と感じるようになります。

 

そして、ただ口を開けて、教師や保護者が食べ物を入れてくれるのを待つようになります。全ての子どもがそうだとは言いませんが、日本の従来の教育では、そういう子どもを生み出しやすいのです。

 

逆説的に聞こえるかもしれませんが、教師は「教える」ことを止めるとき、初めて本当の教師になることができるのです。

 

「教える」を手放した教育コミュニケーションを実践すると、ダメ出しする必要も矯正する必要もなくなり、教師はとても楽になります。

 

「生徒を合格させなきゃ」「頑張らせなきゃ」というプレッシャーから解放されるからです。その解放感は、教師自身が本来持っている素敵なリソースの発揮に繋がり、子どもたちの意欲や能動性の向上に繋がっていくのです。

次ページガチガチの「型」作りにこだわったところで…

※本連載は、小山英樹氏の著書『教室改革』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

教室改革

教室改革

小山 英樹

幻冬舎メディアコンサルティング

「教育コミュニケーション」を実践すれば教師という仕事をもっと楽しめる 校務分掌、保護者対応、職員会議……次々に仕事が湧き出て時間が足りないーー。 教師の本分である教材研究や、生徒の個別対応に割く時間はどんど…

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