(※写真はイメージです/PIXTA)

今年の漢字「金」。東京五輪、現金給付……様々な出来事を象徴する一文字となりました。2021年を振り返りつつ、投資としての「金」について考えていきましょう。

今年の漢字「金」、去年は「密」、一昨年は「令」

今月13日、清水寺で本年の世相を表す「今年の漢字」が選ばれました。多くの人が予想していたとおり、「金」。波乱続きだった東京五輪では、金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個と大躍進の結果となりました。

 

金メダルといえば名古屋市長のかじり騒動も記憶に新しいところです。ソフトボール日本代表・後藤希友選手が表敬訪問した際、河村たかし市長が「布マスクを外して」「金メダルをかじった」姿に大きな非難の声が上がりました。市には苦情が殺到、後藤選手が所属するトヨタ自動車も「あるまじき行為」と異例の声明を発表するなど、オリンピック終了間際の世間から大きな怒りを買ったニュースとなりました。

 

日本漢字能力検定協会は「金」の選定理由として、

 

●コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の「金」メダルを獲得した

●各界で数多くの「金」字塔が打ち立てられた(大谷翔平選手、藤井聡太棋士など)

●コロナに絡む給付「金」、新紙幣や新500円硬貨など、お「金」にまつわる話も

 

と3つの側面を挙げています。

 

現金給付については言わずもがな、安倍元首相の全国民一律10万円給付から早1年を過ぎた今年秋、公明党がマニフェストとして『コロナ禍の長期化に伴い、特に子育て世帯が大きな影響を受けていることから、0歳から高校3年生まで全ての子どもたちに「未来応援給付」(一人あたり一律10万円相当の支援)を届けます』と掲載したことを起因とする「金」騒動の一つ。

 

本件、クーポン配布も囁かれているものの、いまだ決着はついておらず、13日に岸田文雄首相は「年内からでも、先行分の5万円の給付とあわせて10万円の現金を一括で給付する形で今回の対策の内容を実行する、こうしたことも選択肢の一つとしてぜひ加えたい」とのコメントを発表しました。

次ページ投資世界の「金」(ゴールド)…「大荒れ」世相のなか

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