(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資を始める多くの人にとって、「アパートローンの審査」に通るか否かは重要な問題です。ところが、定職についており、年収も問題ないはずでも、審査に落ちてしまう……という人は少なからず存在します。実は、年収や職種以外にも、さまざまな項目で判断されているのです。

「支払い状況に問題がない」のに審査落ち…一体なぜ?

しかし、なかには支払い状況に問題がないにもかかわらず、審査に落ちてしまったというケースもあります。

 

考えられる理由のひとつに「勤続年数」があります。多くの金融機関は融資審査基準を「3年以上」と定めているところが多いため、どれだけ年収が高かったとしても審査に通らない可能性があるのです。

 

また、「支払い状況に問題がなく、勤続年数も長いのに審査に落ちてしまった」という場合は、本人に問題があるのではなく不動産投資先の土地や物件そのものに問題があることがほとんどです。金融機関は、アパートの収益性を想定したうえで審査を行うため、「立地が悪い」「土地の将来性」などを確認してみるべきでしょう。

「融資落ち」した後に見直すべき4つのポイント

もしも審査に落ちてしまった場合、どのような点を見直したらいいのでしょうか。4つに分けてポイントを解説します。

 

①物件

投資先に選んでいた物件が築古である場合は、築浅の物件に切り替えることを検討してみましょう。「法定耐用年数」が長ければ長いほど、融資が受けられる期間も長くなります。また、人口減少が続いているエリアは避けて、できるだけ人気のエリアで物件を探してみるのもひとつの手です。

 

➁借入額

借入額を高く設定しすぎている可能性が考えられます。その場合、最初の審査時よりも少なく設定しなおすと解決できるかもしれません。

 

③現時点のローン支払い状況の見直し

支払い状況に問題がなかったとしても、現時点で車や家具などその他のローンがある場合も融資金額に影響します。「あと少しで返済できる」というような金額ならば、完済後にアパートローンを組むほうが良いかもしれません。

 

④借入先の変更

審査は1つの金融機関しかできないというわけではありません。金利や貸出条件はそれぞれ異なるので、金融機関ごとの特徴を知り、再挑戦してみるのも良いでしょう。

 

「ほかにどこを見直したらいいかわからない」という場合には、金融機関先の担当者に率直にアドバイスをもらうことをおすすめします。

 

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本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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