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連載民泊ビジネス「Airbnb」で成功するための実践マニュアル【第4回】

Airbnbを運営するための物件の探し方

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Airbnbを運営するための物件の探し方

今回は、Airbnbを運営するための物件の探し方を見ていきます。※本連載は、Airbnbアドバイザーとして活躍する鶴岡真緒氏の著書、『知識ゼロからの民泊ビジネスがっちり成功術』(ビジネス社)の中から一部を抜粋し、選ばれるゲストハウスにするための実践ポイントを紹介します。

大家さんの許可は必須、部屋探しの段階から説明を

実際にAirbnb用の部屋を探すときは、一般的には不動産会社から紹介してもらうことになります。このとき一番重要なのは、オーナー(大家さん)の許可です。通常の賃貸物件の賃貸借契約では、無断で転貸することを禁止する条項が入っています。たとえば、「賃借権は第三者に譲ることはできない」といった条項です。

 

残念ながら、現在日本で行われているAirbnb物件のうち8割以上が、オーナーの許可を得ないまま無断でAirbnbを行っているという話も聞きます。

 

オーナーや物件の管理会社に、無断転貸が発覚してしまった場合、迷惑料を請求されたり、最悪、裁判にまで発展したりする可能性もありますので、この点は十分に気をつける必要があります。

 

私がAirbnbの部屋を探すときには、借りる場所に目ぼしをつけたうえで、その地域を扱う不動産会社にまずは電話をかけるようにしています。そして、その電話で

 

「Airbnb用の物件を探しているのですが、探していただけますか」

 

と最初に聞いてしまいます。最近はAirbnbも認知度が上がってきましたので、多くの不動産会社の方はわかってくださると思いますが、なかには

 

「Airbnb?何ですかそれ?」

 

という方もいるかもしれません。その際はきちんとAirbnbについて説明をし、オーナーさんに許可をとっていただく必要がある旨などを話す必要があります。

 

私がAirbnbをスタートさせた当時は、Airbnbについて知っている不動産会社はまったくありませんでした。しかし、最近ではニュースなどでも取り上げられ、よい意味でも悪い意味でも注目を集めていますので、電話の段階でNOの返事をされるケースも出てくるはずです。NOと言われた場合は、交渉してもムダなことが多いので、次の不動産会社に連絡するようにしたほうが効率的です。

お勧めなのは「地元密着型」の不動産会社

私の経験からすると、全国に支店を持つ大手の不動産会社よりも、地元密着型のそれほど大規模でない不動産会社に連絡することをおすすめします。

 

大手の不動産会社の場合、〝仲介〞という形態で物件を紹介するケースが多く、この場合、〝元付〞と呼ばれる不動産会社を経由してオーナーさんに相談することになりますので、Airbnbでの使用許可をとるのはなかなか難しくなります。

 

一方の地元密着型の不動産会社であれば、〝元付〞の場合も多く、直接オーナーさんとの交渉も可能となります。100%交渉がうまくいくとは言い切れませんが、可能性は高くなると思います。また、その地域のオーナーさんとのパイプも数多く持っている不動産会社もあるでしょう。

 

さらに、これは最初のゲストハウスがうまくいってからの話になりますが、信用できる不動産会社の担当者との出会いは、2件目、3件目とゲストハウスを増やしたいという人には大きな財産になります。その出会いを大切にするためにも、噓やごまかすことなく、借り手として誠意ある対応で臨むことが重要なのはいうまでもありません。

大家さんに直接相談する方法もあり!

不動産会社で部屋を探してもらうほかにも、オーナーさんと知り合いであれば直接交渉する方法もあります。

 

いま、マンションやアパート、戸建てを含めた不動産は持っているけれども、賃貸に出してもなかなか借り手がつかずに困っていたり、なかには空き家の状態のまま仕方なく放置しているという人もいます。

 

そういう人が知り合いにいれば、Airbnb用の部屋として提供してもらえないか相談してみるのもひとつの手です。ゲストハウスですから、掃除やメンテナンスが定期的に入りますし、大部分のゲストが観光目的ですので実際に部屋に滞在するのは、就寝時のわずかな時間であることが多いでしょう。つまり、一般の人に部屋を貸すよりも部屋はキレイなままキープできます。私がAirbnb用に借りて1年経過している部屋も、本当にキレイです。

 

自分の周囲の友人、知人などに部屋を探していることを話してみましょう。そして大家さんを紹介してもらうことができれば、部屋がキレイなままキープできることなどをアピールすることで、相談にのってくれるオーナーさんもいるはずです。

鶴岡 真緒

民泊・簡易宿所・不動産投資コンサルタント

千葉県生まれ。シングルマザーとして、子育てと結婚相談所での仕事を両立させていた2014年、偶然、民泊の新しいスタイル「Airbnb」を知る。2DKの自宅マンションからゲストハウス経営をスタートしたが、ホームステイの留学生たちを受け入れているうち、異文化コミュニケーションの面白さを実感し、本格的なビジネスへ。
さまざまな可能性を試すため、新しいゲストハウスを次々オープンさせ、現在では東京に9件、京都に3件、合計12件を運営している。
独自のノウハウで築き上げた「MAO流おもてなし術」が話題を呼び、現在もゲストハウスを運営しながら、稼働率を上げるセミナーや実践的な部屋作りセミナーなどを通じて、Airbnb入門者にノウハウをアドバイスしている。

著者紹介

連載民泊ビジネス「Airbnb」で成功するための実践マニュアル

知識ゼロからの民泊ビジネスがっちり成功術

知識ゼロからの民泊ビジネスがっちり成功術

鶴岡 真緒

ビジネス社

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