資産形成の重要性が高まるなか、その安定性から人気が高まる「不動産投資」。しかし、投資に失敗して資産を減らしてしまう懸念から、二の足を踏む人が多いのも事実です。本記事は、そんなサラリーマンにこそ知って欲しい資産形成の本質と、なかなか知ることができない大家業の楽しみ、そして成功のための流儀を解説します。

サラリーマンの借入限度額は「年収の10倍」

一棟物件の大家さんをめざすには、どんなことに気をつければいいのか。まず大切なのは一般のサラリーマンが銀行などからお金を借りるときの限度額をどう利用するかだ。

 

この限度額を借入枠と呼ぶこともあるが、これは人によって違うし、銀行によっても違う。また何に使うかによっても違うので正確に「いくら」というわけにはいかない。

 

だが不動産を購入するために借りる場合、サラリーマンで年収の10倍がひとつの目安だと言われている。つまり年収400万円なら約4000万円ということになる。

借入枠を「自宅の購入」につかってしまうのは損!?

4000万円というと私の地元である大阪、堺あたりでも、そこそこ立派な新築マンションが買える。頭金を貯めれば新築一戸建ても夢ではない。東京近郊でも、都心をのぞけば同じようなものだろう。

 

目いっぱいの借入額。何に使うか
目いっぱいの借入額。何に使うか(画像はイメージです/PIXTA)

 

しかし、ここで自分の住む家の購入のためにこの4000万円の借入枠をつかいきってしまうのは惜しい。

 

この4000万円の枠は、自分の家を買うためではなく、賃貸用の一棟物件を買うために目一杯つかう。これが大家さんになるための賢いやり方だ。

 

自分の家のために組んだローンは、サラリーマンなら自分の給料から返済するしかない。だから目一杯借りてしまえば、それ以上借りることは難しい。

 

しかし賃貸用の一棟物件のために借りたお金の返済には家賃をあてることができる。毎月入ってくる家賃で銀行などの金融機関から借りたお金を着実に返していけば、借入金が減っていく一方で、あなたの大家さんとしての信用度が増していくのだ。

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

町田 泰次

幻冬舎メディアコンサルティング

資産形成の方法として特に不動産投資は安定性もあり人気だ。 だが、ハードルが高く手が出ない…。 特にサラリーマンなどは、失敗もできないため二の足を踏む人も多いだろう。 本作はそんな、サラリーマンにこそ知って欲し…

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