今回は、中長期投資において、低位株・ボロ株の購入をおすすめしない理由を見ていきます。※本連載は、夕刊フジ企画「株-1グランプリ」で2度の月間チャンピオンを獲得した長谷川伸一氏の著書『株で月10万円のお小遣いと、将来1億円に化ける方法』(ぱる出版)から一部を抜粋し、IPO投資と中長期投資の実践法を紹介していきます。

安いなりの理由がある「低位株・ボロ株」

最近、低位株やボロ株といった短期の急騰銘柄が人気のようです。しかし、中長期で将来1億円を目指す投資家にはおすすめしません。

 

株価が500円以下だったり、PERが10倍以下だったりする割安な銘柄を低位株ということがありますが、安いのは安いなりの理由があります。

 

結局、銘柄の選定は企業の将来性をみることに尽きます。

上がっても急落…中長期のつもりで買うと痛い目に

このような価格の安い株に限って、何かのきっかけで急騰することがありますが、すぐに急落することが多いのです。ゲーム感覚でやるのはいいですが、中長期のつもりで買うと痛い目にあうでしょう。

 

例えば、上がったと思ったらすぐ下がる「天井3日底100日」によくあるパターンとして、製薬会社の新薬試験に関する報道があります。

 

治験には第Ⅰ相から第Ⅲ相まであり、その第Ⅰ相に入ったというだけで急騰することがありますが、まだ薬になるかもわからず、なったとしても7年後の世界。

 

堅実な投資とはとてもいえません。

本連載は、長谷川伸一氏の著書『株で月10万円のお小遣いと、将来1億円に化ける方法』(ぱる出版)から一部を抜粋したものです。掲載している情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者、版元、および幻冬舎グループはその責を負いません。

株で月10万円のお小遣いと、将来1億円に化ける方法

株で月10万円のお小遣いと、将来1億円に化ける方法

長谷川 伸一

ぱる出版

まず、月に10万円稼ぐ方法を解説。 いきなり大きなリスクを背負って一発勝負するのではなく、手堅く無理のないプランと資金で運用。 小さく、でもたくさん稼いでいく醍醐味を身に付けていく。 そして、将来を見据えた投資も…

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