テクニカル指標の基本…「ローソク足」の読み方

今回は、テクニカル指標の基本である「ローソク足」の読み方を探ります。※本連載は、外為オンラインのシニアアナリストである佐藤正和氏の著書、『チャートがしっかり読めるようになるFX入門』(翔泳社)の中から一部を抜粋し、「為替チャート」を使いこなして資産を増やすFX投資術を紹介します。

通常の折れ線グラフと違い、値動きの様子を解読できる

テクニカル指標で最初に覚えたいのが「ローソク足チャート」です。通常の折れ線グラフと違うのは、始値、終値、高値、安値という4つのレートを同時に示すことで、値動きの様子や強弱を解読できる点です。

 

江戸時代の日本で生まれたローソク足チャートの特徴はローソクのような「実体」があり、その上と下にローソクの芯のような「ヒゲ」が伸びている点です。ローソク足1本分は期間を示し、その期間が1日なら「日足(ひあし)チャート」、1週間なら「週足(しゅうあし)」、1ヵ月なら「月足(つきあし)」と呼びます。

 

ローソクの実体部分の上辺と下辺にあたるのは、期間中の最初のレート=始値、最後のレート=終値です。

 

実体部分やヒゲから「値動きの強弱」を読む

始値より終値が高く、期間中に上昇していれば、上辺が終値、下辺が始値となり、実体部分は白や緑で色づけされ、「陽線」と呼ばれます。反対に下落していれば、実体部分の上辺が始値、下辺が終値で、色は黒や赤になり、「陰線」と呼びます。

 

ローソクの実体部分から上に突き出した「ヒゲ」の頂点が期間中の高値、下に突き出した「ヒゲ」の頂点が安値です。

 

ローソクの実体部分が長ければ、為替レートが大きな値幅で上昇もしくは下降したことがわかります。また上ヒゲが異常に長いローソク足からは、一時的に急上昇したものの、その後、急激に失速して反落した値動きを読み取れます。期間中の値動きの細かい様子やニュアンスまで、一目でわかってしまうのがローソク足チャートの優れた点なのです。

 

[図表]ローソク足の基本

 

※本書の出版にあたっては正確な記述につとめましたが、著者や出版社などのいずれも、本書の内容に対してなんらかの保証をするものではありません。
※本書に記載されている情報は2016年10月執筆時点のものです。

「資産運用」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

「外国為替」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

連載「為替チャート」を使いこなして資産を増やすFX投資術

外為オンライン シニアアナリスト

外為オンライン・シニアアナリスト 邦銀を経て、パリバ銀行(現BNP パリバ銀行)入行。インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャーなどを歴任。通算30年以上為替の世界に携わっている。

著者紹介

チャートがしっかり読めるようになるFX入門

チャートがしっかり読めるようになるFX入門

佐藤 正和

翔泳社

【本書のポイント】 ●わかりやすいのに本格派の内容なのでじっくり学びたい人に最適 ●初心者がマスターしたいチャートの読み方が充実 ●読みっぱなしで終わらないために厳選した練習問題を掲載 ●口座開設と取引方法のイロハ…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧