目の充血、黒目の濁り・・・「角膜炎」に関するQ&A①

前回は、「角膜炎」に関する基本的な知識を説明しました。今回からは、「角膜炎」に関する疑問をQ&A方式で紹介します。

通常、角膜炎は抗生物質を含んだ点眼薬で治療

Q:1カ月前に角膜炎と診断されたので、眼鏡で過ごしました。コンタクトを使ってもいいと言われ、5時間くらいつけてみましたがまた目が充血してしまいました。

 

A:角膜炎になった後は、眼表面に炎症が起きたばかりなので少しの刺激に対して敏感な状態になっています。充血したのはそのためでしょう。完全に目の状態がよくなるまで少し待ってみてください。

 

Q:急に目が痛み出しました。目は真っ赤に充血し、視界は白くぼんやり濁っています。眼科へいったところ、角膜潰瘍と言われました。点眼をはじめてから約2日で、痛みと赤みはだいぶ和らぎました。これで治るでしょうか?

 

A:通常角膜炎は、細菌性のことが多いので、広い範囲の細菌をカバーした抗生物質を最初に用いることが多いです。治療に専念しましょう。

場合によっては、角膜移植の可能性も

Q:細菌性角膜潰瘍になり、1カ月たちましたが、よくなる兆しがありません。眼科に通って点眼のみの治療です。白目は充血し黒目の部分は白く濁っていてまぶしく感じる以外は全く見えません。

 

A:細菌性角膜炎の治療では、まず細菌を角膜から排除します。細菌感染が落ち着いても、濁りが中央部に残ると大きな視力低下につながります。中央部に残って視力障害の原因になっている場合は、角膜移植の適応です。

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日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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