視界のぼやけ、まぶたの腫れ・・・目の炎症に関するQ&A③

前回に引き続き、目の炎症に関するQ&Aを見ていきましょう。今回は、視界のぼやけや、まぶたの腫れについての質問を紹介します。

角膜に混濁が残ることもある「流行性角結膜炎」

Q:流行性角結膜炎になり、2週間ぐらいで完治したのですが右目の角膜混濁が消えず視界がぼやけてピントがあいません。この症状は治りますか。

 

A:流行性角結膜炎は、ウイルス性結膜炎の中でもアデノウイルスの感染によって起こるものです。炎症が強い場合は免疫反応により角膜に混濁が残る場合があります。濁りが角膜中心部に残って視力障害をきたす場合は、PTKというレーザーで濁りを切除する治療が可能です。

「ウイルス性結膜炎」は時間経過で改善する例が多い

Q:子どもが結膜炎と診断され、点眼薬を処方されました。1週間点眼を続けましたが、症状はよくならず、再度点眼薬を処方されました。早速点眼し、翌朝起きると、まぶたが腫れ、目やにも多く出ていました。抗生物質なので、途中でやめてもいいかどうか迷います。

 

A:ウイルス性の結膜炎の場合、時間経過によって改善することが多く、気長に治療を続ける必要があります。まぶたの腫れは結膜炎によっても起こります。点眼薬による副作用もあり得ますが、同じように点眼していれば、両目ともに症状が出てもおかしくないはずです。

 

乳幼児の結膜炎は症状が重症になることがあり、結膜炎が治った頃などに角膜(黒目)に混濁が出る可能性があります。このため、必ず症状がよくなっても眼科でチェックを受けたほうがいいです。

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連載目やに、かゆみが発症のサイン!? 目の炎症にまつわるQ&A

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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