「レシートの一部」を経費として精算することは可能か?

今回は、レシートの経費精算について見ていきます。※本連載は、公認会計士・税理士の梅田泰宏氏の著書『知らないとヤバい!領収書・経費精算の話』(PHP研究所)の中から一部を抜粋し、領収書の基礎知識や経費精算のルールについて解説します。

「経費として精算したい金額」が明示できればOK

書店に行ったとき、仕事の資料として使う専門書とプライベートで読む小説を一緒に購入したが、一度に会計したのでレシートを一枚しかもらわなかった……。

 

この場合、専門書の金額だけを経費として精算することはできるでしょうか。

 

レシートなら明細が記載されているので、専門書と小説がそれぞれいくらだったのかを証明することは簡単です。あとは、その精算を会社に認めてもらえるよう処理すればよいということになります。

 

レシートの一部を精算するための書式が社内規定で決められているなら、それにのっとって処理します

 

特に決まった書式がなければ、その一部だけを抜き出して、集計表や報告書を自分で作ればよいでしょう。そうすれば、経理担当者に「これが経費として精算したい金額です」とひと目で示すことができます。

 

それをレシートと一緒に精算に回せば、たいていの会社では問題なく処理してもらえるはずです。

 

「レシートを二枚発行してもらう」習慣をつける

とはいえ、いちいち集計表や報告書を作成するのは時間がかかりますし、大変な作業です。

 

できれば、一度に支払いをする場合でも、会社の経費として精算するものとプライベート用に購入するものとを区別し、レシートを二枚に分けて発行してもらう習慣をつけましょう(この「二枚分け」は違法ではありませんのでご安心を)。

 

そのときは面倒なようでも、後々の処理を考えれば、結局はそれが一番ラクで手間のかからない方法だと言えます。

 

[図表]社用と私用のものは分けてレシートをもらう

図版・イラスト:桜井勝志

 

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連載知らないとヤバい!領収書・経費精算の話

梅田公認会計士事務所
税理士法人 キャッスルロック・パートナーズ
公認会計士・税理士 

1954年、東京生まれ。公認会計士、税理士。中央大学卒業後、監査法人中央会計事務所(現・みすず監査法人)入社。1983年、梅田公認会計士事務所を設立。企業における幅広いコンサルティング活動を精力的に行なう。2004年、社会保険労務士、司法書士との合同事務所「キャッスルロック・パートナーズ」を設立。2006年、税務部門を税理士法人として新たなスタートを切った。

著者紹介

図解 知らないとヤバい!領収書・経費精算の話

図解 知らないとヤバい!領収書・経費精算の話

梅田 泰宏

PHP研究所

領収書や経費精算についての知識を持っていると、 ●確認に余計な時間や労力を取られないので仕事が速くなる! ●無用なトラブルに巻き込まれることを防げる! ●周りの人から「さすが! 」と思われる! 本書は 「レシートっ…

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