前回は、オークション、アフィリエイトで年収を増やすことが難しい理由を説明しました。今回は、給料制のサラリーマンに「不労所得」が必要となる理由を見ていきます。

安定的な給与所得は大きなメリット

株やFX、アフィリエイトや個人ネット通販も「この世界に骨を埋める」くらいの気概がなければ勝ち抜いていけません。サラリーマンが片手間にやっても時間の無駄、株やFXなどは興味本位で手を出すと大やけどにもつながります。

 

かといって脱サラしては、本末転倒。サラリーマンのメリットを活かしながら、あくまで副収入を得ることを目指すべきです。

 

ここでサラリーマンという状況のメリットを考えてみましょう。

 

まず、基本的には上司または会社の要求する仕事をこなせば、勤務中にインターネットをしていても定時で帰れます(これが難しいのですが)。さらに、外回りをする営業担当であれば、目標数字さえ達成すれば外に出ている間に何をしようが自由です。

 

にもかかわらず、サラリーマンは毎月給料がしっかり手に入ります。よほどの大失敗を繰り返す、または会社の業績が大きく悪化しない限り、毎月一定以上の収入が得られるのです。

 

当たり前のことと思うかもしれませんが、これは大きなメリットです。アルバイトなら時間給、やったらやった分だけの収入。プロスポーツの世界などでは、イマイチな成績ならそれなり。調子が悪いときは月収ゼロもあり得ます。

 

どうですか? この給料制は大変大きなアドバンテージです。考えてみてください。株やFXで毎年コンスタントに500万円以上の利益を出すというのは本当に難しいことです。

本業があるため、副業は「拘束されない」ことが条件に

しかし本題はここからです。とはいえ、サラリーマンは給料制であるがゆえに年収の上限も決められています。よほどインセンティブの高い会社や外資系など一部を除き、ほかのプロの世界のように一気に年収を300万円増やす方法はありません。

 

給料制というメリットを活かしてさらに収入を増やすには、本業を妨げる時間的な拘束や負担のない「不労所得」が必要です。

本連載は、2014年11月27日刊行の書籍『サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法

サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法

田脇 宗城

幻冬舎メディアコンサルティング

広がる格差、上がらない給与、将来に備えた生命保険や家のローンに子どもの教育費・・・。働けど働けど出費は増える一方なうえに、将来に対するお金の不安も拭えないという30代のサラリーマンは多いでしょう。 年収がプラス30…

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