今回は、大手建設会社が「新築・木造・3階建てアパート」に消極的な理由を見ていきます。※本連載は、アパート経営で資産形成をするサラリーマンから絶大な支持を受ける、株式会社アメニティジョイハウス代表取締役社長・田脇宗城氏の著書、『不動産投資は「新築」「木造」「3階建て」アパートで始めなさい! 』(あさ出版)の中から一部を抜粋し、副業を考えるサラリーマンにとって「新築・木造・3階建てアパート」による不動産投資が向いている理由を説明します。

3階建てアパート建築は、生半可な知識ではなし得ない

入居率が高く、安定した収益をもたらしてくれる新築・木造・3階建てアパートは、オーナーにとって優れた投資物件です。しかし、それでもまだニッチな商品で、大手が参入してくる気配はありません。大手はどこも2階建てアパートを量産し続けています。「新築・木造・3階建てアパートは、こんなに良いことずくめなのに、なぜ?」と思うでしょう。大手が参入しないのには理由があります。


まず大きな理由が、3階建てアパート建築には専門的な知識が必要であることです。構造計算から始まり、各所に届け出を出し、避難経路確保の問題や、近隣への説明など、越えなければいけないハードルがいくつもあります。生半可な知識ではなし得ないのが木造・3階建てアパートなのです。

 

その点、2階建てアパートの法的規制は優しい部類です。構造計算は義務づけられていませんし、近隣への説明も基本的には必要がありません。安易に量産できる点が、2階建てアパートの強みになります。もちろん大手建設会社も3階建てアパートを建てることはできます。

土地探し、各種申請…課題を解決すれば見返りは大きい

しかしながら、後述するように建築する際の手間やコストを考えると、効率の良い2階建てに力を入れるのは当然のことです。ただ、いくら量産といっても、土地には限りがあります。よって2階建てアパート建築事業はこれから先、より地方へと対象範囲が広がっていきます。そうまでして大手建設会社は利益を追っていくのです。

 

しかし、不動産投資物件として見た場合、地方の2階建てアパートが入居に苦戦することは明らかです。最初は新築のため経営が順調であったとしても、周りに次々とアパートが建っていきます。結果、建物が古くなるにつれ、見向きもされなくなってしまうことでしょう。

 

オーナーの立場で考えれば、2階建てアパート経営は大きなリスクとなる可能性が大きいことになります。そのため私の会社では、3階建てアパートを建てる土地はより都心へと向ける姿勢を貫いています。これは入居率を高く保ち、オーナーにとって安定した収入源となってくれるようにするためです。

 

また、弊社では、最適な土地探しから、各種申請や近隣説明といったさまざまな業務、建築やその後の管理まで、専門知識を持ったスタッフがすべてを担っています。さまざまな課題をクリアしたからこそ、得られる見返りも大きくなる。それが新築・木造・3階建てアパートなのです

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    本連載は、2017年3月19日刊行の書籍『不動産投資は「新築」「木造」「3階建て」アパートで始めなさい! 』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

    不動産投資は 「新築」「木造」「3階建て」  アパートで始めなさい!

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    田脇 宗城

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