投資の世界には投資信託、ETF、個別株など数多くの選択肢があるため、投資初心者ほど「最初の一歩」で悩みがちです。そのような中で注目を集めているのが、運用を自動化できるロボアドバイザーサービスです。運用の手間を省けるメリットがある一方で、SNSなどでは、「手数料が高い」という意見も見られます。果たしてロボアドバイザーは本当に手数料負けするサービスなのでしょうか。FPの前田敏氏が解説します。
FPとしての結論
ロボアドバイザーはとても便利なサービスですが、万人向けの最適解ではありません。コストだけを比較すれば、低コストのインデックスファンドやETFの方が有利なケースは多いでしょう。
しかし、「投資を始めたいが何から手を付ければよいかわからない」という人にとっては、有力な選択肢のひとつです。また、最初はロボアドバイザーで資産形成を始め、投資に慣れてから自分で運用するという方法もあります。
大切なのは、手数料の高い安いだけで判断しないことです。そして、自分が長く続けられる仕組みを選ぶことです。
資産形成の成功は、必ずしも最も優れた商品を選んだ人にもたらされるわけではありません。市場に長く参加し続けた人が、結果として大きな成果を手にすることが多いのです。
ロボアドバイザーを選ぶか、自分で運用するか。その答えは人それぞれですが、本当に重要なのは「何を買うか」ではなく、「続けられるか」なのではないでしょうか。
前田 敏
マネー・マネジメントFPオフィス
代表