2011年に勃発した「ピザは野菜!」論争

また、2011年には、「ピザは野菜!」論争が勃発した。これも学校給食に絡む話だ。当時のファーストレディ・ミシェル・オバマは、子どもの栄養改善のため、給食でトマトペーストを「野菜」とみなす基準を、大さじ2杯から半カップに引き上げるなどしようとした。

これに慌てたのが、給食を卸(おろ)していた食品メーカーだ。基準が大さじ2杯なら、ピザにちょっと塗るだけで「野菜」ということにできるが、半カップも使わなければ「野菜」とみなされないなら、味つけ用のペーストはほぼ「野菜」としてカウントできなくなる。かといって、本物の野菜を増やせばいいかというと、そう簡単ではない。生野菜は輸送や保存に金がかかる。コストが上がるじゃないか!

この事例では、最終的にメーカーが議会に働きかけ、旧基準が維持されることとなった。つまり、大さじ2杯のトマトペーストを使ったピザは「野菜」メニュー扱いだ。それでいいのか?

■明日からの教訓

コンマのミスは、命取り

近藤 仁美
クイズ作家

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