自宅にいながらお金の出し入れができるインターネットバンキング。時間と手間を省くことができる便利なサービスですが、12万部超えのベストセラー『節約の王道』の著者で“節約の達人”こと林望氏は、「大きなお金の出し入れは銀行の窓口で」と決めているそうです。林氏の新刊『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』(朝日新聞出版)より、利便性の裏に潜む恐ろしいリスクをみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
インターネットバンキング、便利は百も承知だが…節約の達人が「お金の出し入れは銀行の窓口」と決めている理由
口座が「ハッキング被害」に遭う単純な理由
「最悪の事態を想定して最善の手を打つ」というのが私の生き方です。
銀行口座から勝手に預金を引き抜かれるなどということが起こったら、もう取り返しがつきません。
そのような被害が起きているのは、やはり銀行口座をインターネットに接続している人たちです。銀行口座から現金で出し入れしているだけなら、ハッキングのしようもない。
自宅にいながらお金の出し入れができるインターネットバンキングは確かに便利ですが、それはハッキングによって他人に盗まれるリスクと表裏一体ということを常に考えておかないといけません。
じつは、私も一時インターネットバンキングを利用していましたが、今は取りやめました。面倒だけれども、大きなお金の出し入れは、わざわざ足を運んで、銀行の窓口でしています。
ハッキングなどでお金を盗られたときにどのようにして取り返すかを考えたら、銀行へ出向いて窓口で手続きする面倒など、なんでもありません。
ともあれ、最悪な事態を考える。便利な時代は、恐ろしいリスクと常に表裏一体。
それを取り扱うのが、日本政府のいい加減な官僚組織だと思うと、マイナンバーカードを銀行口座に紐付けよう、などということは、私には、とても考えられないのです。
林 望
作家・書誌学者
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