警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2025年の1年間に確認されたインターネットバンキングでの不正送金の被害額は103億9,700万円と、過去最悪を更新しました。このうち9割を占めているのが「フィッシングサイト」による被害です。人の「真面目さ」や「不安」につけ込む卑劣な犯罪の実態と、引っかからないための対策をみていきましょう。
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税金が未納です。差押えの手続きを開始します…去年の被害額は103億円超で過去最悪、法人もダマされる「ネット詐欺」の実態
「自分は大丈夫」が最も危険
警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2025年の1年間に確認されたインターネットバンキングでの不正送金の被害額は103億9,700万円と、過去最悪を更新しています。このうちフィッシングによる被害が約9割を占めており、1回あたりの被害額が大きくなる法人の被害が発生していることも要因とのことでした。
法人でさえ引っかかってしまうフィッシングサイト詐欺。個人が大切な資産を守るためには、メールやSMSに記載されたURLを直接クリックしない、ID・パスワードの「使い回し」をやめる、個人情報の入力を促すメールやSMSは疑うなど、一見当たり前に思えることを徹底する必要があります。
こうした詐欺は、「自分は大丈夫」という過信が最も危険です。巧妙化するネット社会で自らの資産を守るためにも、心当たりのないメールやSMSをむやみに開かないようにしましょう。不安な場合は、無料で利用できる「詐欺サイトチェッカー」などの活用も有効です。
![[図表2]インターネットバンキングに係る不正送金被害額及びフィッシング報告件数 出典:警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」より抜粋](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/540mw/img_e9e51b497b79022333679ab302864aeb69004.jpg)