いつの日か街の喧騒を離れて静かな地方でゆったりのんびり暮らしたい……そう考えている人は少なくないでしょう。では、そんな移住を夢みる人々のなかで「移住先の候補」として人気な都道府県はどこなのでしょうか。認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが実施したアンケート調査をもとに、ランキング形式で紹介します。
佐賀平野を舞う気球※写真はイメージです/PIXTA
「地方移住」相談は5年連続で過去最多…なかでも人気の高い移住希望地TOP3は?【ランキング】
第1位は2年連続…自然とアクセス性のバランスが評価か
第1位:群馬県
赤城山と前橋・高崎の都市部(出所:PIXTA)
人気の移住先ランキング、第1位は2年連続で群馬県でした。群馬県は日本海側気候の北部と太平洋側気候の南部で気候が異なり、北部では夏涼しく、南部では首都圏とあまり変わらない気候で生活することができます。
南部では冬に冷たく乾燥した季節風「からっ風」が吹くものの、夜になると空に輝く星がきれいに見えるそう。これも、都会では味わえない移住の醍醐味です。山や高原、湿原、湖沼、河川など変化に富む豊かな自然があふれ、子育てにも単身にも最適な自然環境が整っています。
東京から100km圏内に位置し、都内へのアクセスもよく、東京と群馬両方に拠点を置く「二拠点生活」にも適しています。
シニアの地方移住は「リスク」も考慮して
人気の移住希望地TOP3は、豊かな自然環境と都内へのアクセス性を兼ね備えた、バランスの良さが目立つ結果となりました。また、各自治体による手厚い支援金や通勤補助などの制度拡充も、移住へのハードルを大きく下げている要因といえるでしょう。
しかし、憧れや物価など、ポジティブな面だけを見て移住を決断するのは早計です。
特にシニアの場合、生活の足となる移動手段の確保や、将来的な医療・介護リソースの地域格差の事前確認は必須でしょう。免許返納後の“買い物難民”問題や、地域コミュニティへの適応といった課題は、移住後のQOLに直結します。
また、移住先で住宅を購入するなら相続についても考えたいところ。この場合、子どもとのコミュニケーションも必要でしょう。
このようなリスク・デメリットを洗い出したうえで、メリットと天秤にかけて冷静に判断することが、後悔しない選択につながるはずです。
THE GOLD 60編集部