「マンション100年時代」に問われる長期修繕計画の重要性

2009年に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行された。基本になったのは、自民党が2007年に政策提言した「200年住宅ビジョン」である。

その名の通り、住宅の寿命を200年にする考え方である。さすがにいきなり200年住宅を作るのは難しいので「長期優良住宅」という名前になったということだろう。また2021年には一部改正された政令が閣議決定され、住宅ローンも50年を提供するところがある。

マンションについても、50年はもちろん、100年の寿命を考えた長期修繕計画でなければならない。実際にコンクリートのマンションにはそれだけの年数に耐えるための技術が備わっている。

しかし、長期計画のための大切なお金を無駄な管理費や修繕で使い果たしてしまい、大事な修繕ができなくなっているのが現状だ。そうなればマンションはスラム化し、マンションの価値が下落してしまう。そのようなことには絶対にしてはいけない。

また、修繕積立金の残高は中古マンションを購入するユーザーに対して明らかにしなければならないことになっているため、そのマンションの価値を決める大きな要因である。


建山 晃
1級建築士