AIに指示を与え適切な答えを出してもらうにはコツが必要です。そこで今回、人気YouTuberあべむつき氏の著書『2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げるAI活用法』(KADOKAWA)より、AIへの指示の仕方(プロンプト)を作るコツを詳しく解説します。
質問の仕方ひとつで劇的に変わる…AIから“理想の回答”を引き出す「プロンプト」のコツ6選
④どういう回答が欲しいかを伝える
回答の形式も記載すると、より良い回答を出してくれます。表形式で出してもらうのか、箇条書きで出してもらうのか。
動画のネタを考えてもらうときも、箇条書きでアイディアを出してもらったほうが考えやすいんですよね。以下のように、どう出力してほしいのかを具体的に指示しましょう。
・表形式で出して
・箇条書きで出して
・図解で出して
・ブログ記事にして
・Q&A形式にして
・ゆるキャラ風にして
・実写風にして
⑤良い例を見せる
良い例があると、出力の精度が上がります。仕事をするときも「こんな感じでやって」というように、参考にできるものを見せてもらったほうが分かりやすいですよね。
AIも同じで、良い例を見せれば、それに沿った回答をしてくれます。例えばYouTubeのネタ探しをしてもらうときに「過去に伸びた動画のタイトルは◯◯と◯◯です」と伝えてあげると、期待通りの回答をもらいやすくなります。参考例があれば積極的に読み込ませましょう。
⑥AIと会話をする
AIは過去の自分とのやり取りもプロンプトに組み込みます。プロンプトは、AIが出力した回答の直前の文章のみであると思っている人が多いですが、これはよくある勘違いです。
以下の図の例で言うと「今日の横浜の天気を教えて」と最初にプロンプトを入力し、AIからの回答に対して、追加で「明日は?」と入力しています。
もし、AIが直前のプロンプトしか受け入れないのであれば「明日は?」とだけ聞かれても明日の何なのか分からないはずですが、しっかりと明日の天気を回答しています。さらに、AI自身の過去の回答もプロンプトに含まれるので、AIとのやり取りを続ければ続けるほど、プロンプトは長くなっていきます。
ですから、1回のやり取りで全てを解決しようとせずに、やり取りの中で理想の回答を出力してもらうようにしましょう。
AIからの回答に対するプロンプト例は以下のようなものがあります。
プロンプト例
他にも10個くらい候補を出してください。
もっと良いものを考えて。
別の視点から考えて。
2個目の回答が良いから、それについてもっと深掘りして考えて。
AIと会話する感覚でプロンプトを書くようにしましょう。