日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の市区町村外からの寄付件数」に基づいて「福島県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。
第1位 福島県福島市(寄付件数:57,306件)
福島市は福島県の県庁所在地。県の北部に位置し、阿武隈高地と奥羽山脈に囲まれた福島盆地の中心に広がっています。江戸時代から商業の町として栄え、明治時代には交通や流通の拠点となりました。市内では、信夫三山暁まいりや福島わらじまつり、飯坂けんか祭りなどの伝統行事が毎年開催され、地域の文化が色濃く残っています。また飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉の三つの名湯があり、特に飯坂温泉は歴史的な温泉地で、松尾芭蕉も訪れたという名湯です。
そんな福島市のふるさと納税返礼品でまず注目なのが、「フルーツ定期便」。桃、梨、ぶどうが旬の時期に届き、寄付金額は約38,000円の「フルーツ3種定期便」や、桃、梨、ぶどう、りんごの4種類が含まれ、寄付金額は約47,000円の「フルーツ4種定期便」が人気です。また桃の産地として有名な福島市。「アカツキ」や「まどか」といった品種が人気です。これらの桃は、甘さとジューシーさが際立ち、食べる人を魅了します。たとえば、8月に収穫される特選桃は、約1.2kgで7,000円の寄付で手に入れることができ、贈答用にも最適です。また近年、クラフトビールも人気の返礼品として注目が上昇中。地元の米農家が運営する「ブルワリーのビール」は、個性的な味わいが特徴で、飲み比べセットが提供されています。
