日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。自分の出身地や応援したい地域を自由に選んで寄付できたり、寄付金のうち自己負担額の2,000円を除いた金額が所得税や住民税から控除されたりとさまざまなメリットがありますが、やっぱり楽しみなのは返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。そんなふるさと納税、人気の寄付先をランキング形式でチェックしていきます。
第1位 北海道紋別市(寄付件数:124万3,201件)
オホーツク海沿岸に位置する港町である紋別市。主に水産業が基幹産業となっています。市の名前はアイヌ語の「モペツ」に由来し、「静かな川」を意味します。冬季には流氷が訪れ、流氷砕氷船「ガリンコ号」に乗って流氷を観賞することも。水産業が盛んで、特にカニ(毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニ)やホタテなどの豊富な海産物が水揚げされます。
そんな紋別市のふるさと納税で人気なのが、オホーツク海産の「毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニ」や「ホタテ」、「鮭やいくらなどの魚介類」。流氷の影響を受けた独特の環境で育まれ、旨味が凝縮されています。さらに「鱒いくら醤油漬け」や「揚げ立てかまぼこ」など、地元の食材を使用した加工品も多く、家庭で手軽に楽しめる点が魅力です。さらに「よつ葉乳業のバター」など、地元の乳製品も。特に、紋別市にある工場で製造されるバターは、手間暇かけた伝統的な製法で作られています。
紋別市には国内唯一のアザラシ保護施設があり、寄付金はその運営や改修に役立てられています。
毛ガニ※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります