会社員でも、個人事業主でも、「効率的に収入を上げたい」と考える人がほとんどではないでしょうか。しかし、言われた仕事をしているだけでは、収入も何も変わらない可能性が非常に高いといえます。本記事では、起業家の藤野淳悟氏の書籍『60%の力でうまいこと結果を出す思考100』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集し、「自分で稼ぐ力」を身に付けるために必要なことを解説します。
多くのビジネスパーソンは気づいていない…効率的に稼ぐためには〈やりたいこと〉より〈周囲が喜ぶこと〉を優先させるべき、納得の理由【月10時間労働で「年収1,000万円」を稼ぐ起業家が助言】
「マネタイズ脳」を作る
ところで「マネタイズ」とはなんだろう? 日本語に直すと収益化のことである。
自分で稼ぐ力を身につけるのはとても大切だ。これは副業やSNSをしている人に限った話ではなく、会社員にも関係がある。例えば、個人事業主なら何で収益を上げるのか。会社員ならどこを頑張って、結果を出せば、自分の給料を上げることができるのか。これを考えていかないと収入は上がらない。言われた仕事をしているだけでは、何も変わらない。
ここで大切になるのが「自分の戦うマーケットを見極める」ということ。同時に「やりたいことよりも、好きで得意なことを選ぶ」ということ。例えば、サッカーがやりたくても、ど下手だったらプロの選手にはなれないし、稼げない。一方で、あなたが運動神経抜群でも、マイナー競技だと稼げる可能性は低くなる。この場合の正解は、自分が「運動が好きで得意なら、稼げるメジャーな競技を選ぶ」ということになる。
あなたは自分の得意を、正しいマーケットで発揮しているだろうか? さらにそのマーケットで有利に戦うために、自分に希少価値をつけられているか? これに気づいているビジネスパーソンは案外少ない。