誰だって幸せな人生を送りたいですよね。株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング代表取締役の今井孝氏は著書『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』の中で、「1日2時間だけ幸せにフルコミットすると人生が変わる」と言っています。一体どういうことでしょうか? 具体的にどうすればいいのか、本書から紹介します。
なぜ毎日がイマイチ充実しないのか
たった2時間あれば幸せになれるにもかかわらず、なぜ多くの人は充実した人生を送れていないのでしょうか? 毎日忙しいだけで、充実感を得られないのはなぜでしょうか? 一方、まとまった時間があってもムダにしてしまうのはなぜでしょうか? 答えはとてもシンプルです。自分が何をすれば充実して幸せになれるのかを、知らないからです。
自分がどんな感情を得たいのかを知らないし、何をすればその感情を得られるのかもわかっていません。ですので、自分が得たい感情を得ることなく、たんたんと日々を過ごすことになってしまうのです。ではなぜ、現代人は自分の幸せを自分で理解していないのでしょうか? その原因を私なりに探っていくと、5つに整理することができました。その5つとは、次のようなものです。
(1)安心を求めすぎる
(2)お金がないと何もできないと思っている
(3)「やりたいこと」が大事すぎて温存している
(4)たくさんやったほうが充実すると思っている
(5)他人の目を気にしすぎている
1つずつ解説していきます。