「若い頃に買った服は手放さなきゃダメ?」「気に入って買ったはずなのに1年たったらなんだかしっくりこない」…そんなお悩みを持っている人も少なくないのでは? そこで本記事では、その人本来の魅力を引き出すスタイリストの山本あきこ氏による著書『その服、まだ着られます』(扶桑社)から一部抜粋し、工夫とアレンジで今も「ステキ」と思える着こなしをご紹介! 第2回目のテーマは、カジュアルな手持ち服が格上げされる「本気じゃないジャケット」です。
本気じゃないジャケット
■Check Point
▢ ボックス型でウエストシェイプがない、すとんとしたシルエット
▢ 着丈はお尻にかかるくらいの長めのものを
▢ 黒のほか、軽やかなベージュも使いやすい
手持ち服を活かす「万能サボート服」、続いては「本気じゃないジャケット」です。
ジャケットといっても、本気の、仕立てのいいものが必要というわけではありません。たとえリーズナブルなものであっても、ジャケットはまるで「魔法の薬」。着るだけで手持ちのカジュアル服はみんな格が上がり、大人っぽく見違えるのです。
甘めな花柄や、派手なカラーアイテムも大人に昇華できるので、年齢と服装が合わなくなってきたと感じる方には特におすすめ。
選ぶときのポイントは、ウエストシェイプのない「ボックスシルエット」であること。丈は長めのものが良いでしょう。お仕事感が少なく、カジユアルアイテムと合わせやすく使い勝手も抜群。色は黒の他、ベージュも上品。
着るときのポイントは、袖口を必ずシャツのように折り返すこと。こうすることで全体的にすとんとしたシルエットのジャケットでも体に馴染み、バランスよく着ることができます。