小学館「ビッグコミック」で連載中の人気コミック『正直不動産』(漫画・大谷アキラ、原案・夏原武、脚本・水野光博)。NHKでドラマ化もされ、現在放映されている『正直不動産2』の第6話では、主人公が3ヵ月も家賃を滞納する清川氏に頭を悩まされました。実際、不動産オーナーのよくある悩みに、家賃滞納者をはじめとした「入居者トラブル」があります。しかし、X最大の不動産プロ集団「全宅ツイ」のメンバーは、家賃を滞納しそうな人は「面談で99%わかる」といいます。本記事で詳しくみていきましょう。
“家賃を滞納しそうな人”は面談で“99%”わかる…「入居時審査」で落ちる人の特徴【X最大の不動産プロ集団「全宅ツイ」が暴露】
1度滞納したら審査に通らない…保証会社が共有する「ブラックリスト」
グル:たとえばCasaの保証でアパートを借り、滞納して追い出されたら、もうCasaの審査は通らないもんなんですか?
にのみや:絶対通りません。
グル:じゃあ、どこの保証会社付きのアパートも借りられなくなるマンになるんだ。
にのみや:土台にも乗らない。すぐ否認が来る。
グル:保証会社ブラックリストこわい。
たくや:「保証会社どこですか?」って聞いてくる人は落ちた経験のある人ですw
グル:なんか保証会社たちで共有してるブラックリスト、あるでしょうか?
にのみや:信販系保証会社はCICを見るので、また厳しさの土台が違うんですが。
グル:CICってあれでしたっけ? サラ金とか、クレカ、住宅ローン返済とかのやつ。
にのみや:そうです。あとLICC、LGOといった不動産系の保証業協会が信用情報を共有してますね。
グル:ブラックリストは共有しとるんですね。これを読んでいるみなさんのために、一番審査が緩い保証会社と、厳しい保証会社を教えてください。
にのみや:一番緩いかー。そうなるとCasaかフォーシーズになりますね。一番きついのはダントツでSBIギャランティですね。
収入証明は不要?「入居時審査」で見られるポイント
グル:お2人の経験の中で、一番厳しそうな属性で通った入居者を教えてください。
たくや:借金のあるゴルフのレッスンプロかな。
グル:あいつら現金でもらって領収書も出さないタイプの人いますよねw 潜ってそうwww
にのみや:鬼高リースバック、破産寸前、超高齢、謎法人代表ですね。
グル:収入は何で見るんですか?
にのみや:収入のエビデンスは、保証会社が疑ってくるレベルによって違います。申込書と身分証出して、ぽいーって投げれば30分後に承認通知が返ってくる場合もあれば、給与明細3ヵ月分や源泉徴収票を求められるケースがあります。
たくや:収入証明を出さなくても承認されること、割とありますよね。
グル:マジですか!(ほんなら何を審査してるんやろう……)。
にのみや:審査してないんです(そんなことない)。
たくや:収入証明に関しては、上場会社の社員などは割と不要です。
にのみや:立派な会社の場合、社会保険証があれば最強です。ですが、まぁいわゆる知名度のない会社でも収入証明は求められずに通りますね。基本、保証会社も保証料で儲けますから、承認おろしたいんですよ。
たくや:やっぱり審査してないかもw 反社チェックだけはしてるだろうけど。
にのみや:つまり、落ちるっていうのはそういうことです。
自営業の場合は「確定申告書」の提出が必要
たくや:自営業とかだと、確定申告書とか出すんですか? それも自己申告?
にのみや:自己申告で最初はOKですが、事業実態みたいなものが調べても不透明な場合、確定申告書を求められますね。
たくや:自営業は確定申告書の提出を求められることが比較的多いですねー。