金融(Finance)とテクノロジー(Technology)の融合を指す「フィンテック」が、今なお話題の的だ。昨年は米ナスダックが証券会社と“フィンテック指数”の算出を開始。東京市場でもフィンテック関連銘柄は高値を維持する人気ぶり。国内メガバンクもフィンテック関連ベンチャーとの協業を進めている。こうした流れの中で今、大きく様変わりしようとしているのが「決済業務」だ。電子記録債権をベースにした企業間決済のプラットフォーム構築を手掛けるTranzaxの小倉隆志社長と国際金融を専門とする宿輪純一・帝京大学教授が、フィンテックが切り開く新たな決済の仕組みを明らかにする!
- 【第1回】 先進的な金融システムを生んだ日本の「決済」の歴史 2017/05/12
- 【第2回】 金融業務・付帯業務・仮想通貨…フィンテックの3つの注目分野 2017/05/13
- 【第3回】 フィンテックで成長する「付帯業務」とは何か?その課題とは? 2017/05/14
- 【第4回】 実用化には程遠い!? 「仮想通貨とブロックチェーン」の現実 2017/05/15
- 【第5回】 フィンテックの空白地帯!? 「手形の電子化」の大いなる可能性 2017/05/16
- 【最終回】 銀行の融資体制を一新する!? 「電子記録債権」の未来 2017/05/17
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