色覚異常が「遺伝する確率」はどのくらいか?

前回に引き続き、「色の見え方」がおかしい理由を、Q&A方式で探っていきます。今回は、色覚異常が遺伝する確率などを見ていきます。

純粋な先天的色覚異常であれば・・・

Q:色覚異常が遺伝するかどうか悩んでいます。夫の母は生まれつき瞳(虹彩)が金色で、色覚異常です。最近夫との間に娘が生まれたのですが、生まれた娘が色覚異常である確率はどのくらいでしょうか? 夫、夫の兄、妹ともに色覚異常はありません。

 

A:お義母さんが純粋な先天色覚異常であれば、その息子さんたちは全て色覚異常になるはずですが、実際には誰も色覚異常がありません。このため、お義母さんは先天色覚異常ではなく後天的な変化ではないかと推察します。「中京眼科視覚研究所」(www.shikikaku.jp)のサイトを参考にしてください。

感受性の高い子どもは、色の捉え方が大人と違うことも

Q:5年ほど前から、衣服のしま模様や、規則的に配色された四角形のもの(床のタイルなど)を見ると、その模様が浮き出して迫ってくるように見えて気持ちが悪くなります。一体何でしょうか。

 

A:現在の症状が何らかの病気による症状かどうかという点が問題です。お話だけからはなんとも判断が難しいですが、眼科で詳しく検査を受けて問題がなければ特に心配するような病的な状態ではないのかもしれません。

 

Q:娘が最近、「右目と左目では見える色が違う」と言います。白い壁とかを見ると片方は黄色く見えるようですが、問題はないのでしょうか?

 

A:一般的には正常の状態では左右の色の見え方はほぼ同じであるはずです。子どもは感受性が高いので少しの違いをそのように感じたり、少しぼやけるのを黄色く見えると表現しているのかもしれません。

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日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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