(※写真はイメージです/PIXTA)

いつの時代もなくならない相続トラブル。親やきょうだい、あるいは子どもと死後のことを話すのは気まずい…、そんな声は多いものですが、生前対策を怠ってとんでもないトラブルに巻き込まれる例が相次いでいます。そこで本記事では実際の事例を紹介し、相続対策の「基本のキ」について見ていきます。

「年金以外に年間約50万円程度の負担が必要」?

親が一般的な会社員で定年まで勤め上げ、平均的な額の厚生年金を受給している場合で、要介護3になり特別養護老人ホームへ入所したとすると、ユニット型個室利用で月額18万円程度の費用がかかります。厚生年金の平均受給額は14万円程度であるため、年金以外に年間約50万円程度の負担が必要です。” 杢野暉尚『人生を破滅に導く「介護破産」』

 

今回のケースでは介護費用に全額使ったとは確かに考えにくいですが、「ないものはない」以上、取りつく島もありません。自分の子どもの教育資金に使ったのか、それ以外に入用だったのか……真相は闇のままです。

 

遅かれ早かれ起こる「相続」。自分の遺産をめぐって家族がバラバラになってしまう結末は避けたいものです。いつ何があっても問題のないように、事前の情報収集、適切なコミュニケーションが求められます。

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