(※写真はイメージです/PIXTA)

投資で成功するには、この投資手法ではダメという「負け投資」についても知っておくと有利です。本記事では『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株 2年で資産を17.5倍に増やした元証券マンの投資術』(KADOKAWA)から、著者の〈かぶカブキ氏〉が、証券会社でディーラーをしていた時代の経験をもとに、絶対にマネしてはいけない投資手法を4つ取り上げ解説します。

失敗投資(4)決算持ち越し手法

株価が急上昇するタイミングの典型例は、決算発表です。決算は上場企業が3か月(四半期)ごとに公表する業績の通知表のようなもので、その内容が投資家の期待を上回れば株価が上がり、期待ハズレに終わると下落します。

 

好決算のニュースが出てからでは遅いと思った僕は、良い決算が出るのでは、と思った銘柄を決算発表の前に買って、良い決算が出るのを祈っていました。これはいわゆる「決算またぎプレイ」と言われる手法で、まさにギャンブルです。

 

良い決算が出れば利益が出ますが、投資家の期待を大きく下回る決算が出ると悲惨です。予期せぬクソ決算を食らってストップ安が続き、売りたくても売れないという経験もしました。決算またぎはハイリスクハイリターンで、コントロールもできないので、まともな投資手法とはいえないと痛感しました。

 

株取引には「必ず負ける行動」がある負け続けていたときにやっていたこれらの手法は、それぞれはまったく別の手法に見えますが、いくつもの共通点がありました。

 

ここで紹介した4つの手法以外でも、この共通点にあてはまっている手法は、勝てない手法である可能性が高いと思います。その負ける手法の共通点は、以下の8つです。

 

1.誰かの意見を信じて買う
2.自分で深く調べることなく買う
3.チャート(値動き)のシグナルだけで売買する
4.爆上げしている銘柄についていこうとする
5.材料がすごそうな雰囲気だから買う
6.利が乗っても売り時がわからず、フィーリングで利益確定する
7.買いも売りもあらゆる意思決定が焦っている
8.上がっている銘柄は欲しくなり、下がっている銘柄には関心が向かない

 

いずれも根底には、誰かを頼ろうという考えや、自分で理解しないままに投資判断しようとする姿勢があります。こうした姿勢でいる限りいずれ必ず大きな失敗をします。しかし、株は究極的には上がるか下がるかの二択なので、間違った手法でもたまたま大儲けできることがあるのが怖いところです。

 

僕も過去に人に教えてもらった銘柄を買って資金を3倍にするという成功体験があったために、この当たり前の事実に気づくのが大幅に遅れ、無駄な時間と損失を重ねることになってしまいました。

 

 

かぶカブキ

元証券マンの個人投資家

 

※本記事は『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株 2年で資産を17.5倍に増やした元証券マンの投資術』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

 

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