(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2024年3月22日に公開したレポートを転載したものです。

ポイントはレバレッジを落とすタイミング

投資戦略のポイントは、いつレバレッジを落とすかだ。これまでの一本調子の上昇局面ではNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)(以下、日経レバレッジ上場投信)などのレバレッジETFを買い持ちしてきた人が多いだろう。

 

僕もそうである。いったん高値では売ったが急落局面では買い戻してきた。3月7日の大引け間際で日経レバレッジ上場投信を2万9,440円で買い、今日の寄り付き3万1,470円で売ったので2,000円の値幅は抜けている。

 

しかし、3月7日の大引けから今日の寄り付きまでの日経平均は1,300円上昇した。2倍きっちりは獲れていない。

 

もちろん、レバレッジETFは約定からその翌日までの2日間の値動きが2倍になるように設計されているのであり、それ以上の間隔が空き、かつ、そのあいだに上下動があれば連動率が下がる。端的にいって、もみ合いになれば効率(パフォーマンス)が悪化する。

 

売ったといっても保有する一部を売ったに過ぎず、まだレバレッジETFのポジションを残しているが、ここからは売り上がる方針だ。

 

もちろん日本株の先高を見ているので単純に売ってしまうつもりはない。レバレッジETFを売ったら、レバレッジのかかっていない、シンプルなインデックスに乗り換えるつもりである。

 

エクスポージャーを落とすということだ。一本調子の上昇はそろそろ終わり、もみ合い局面が多くなると見ているからである。

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト 執行役員

 

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