「賃貸」と一口にいっても、その用途は多岐にわたります。すぐに借り手がつくような賃貸物件にするには、どんな工夫が必要なのでしょうか。本稿では、三木章裕氏の著書『実家の「空き家」超有効活用術』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、「空き家・古家」を賃貸活用する際に注目すべきポイントについてみていきます。

コロナ禍でも需要が拡大し続けた2つの賃貸サービス

◎パーティールーム

コロナ禍で、観光の外国人がいない中でも需要が拡大したのが、「賃貸時間貸しパーティールーム」です。

 

親しい友人や家族で、誕生日会や女子会、動画撮影、また部屋によっては大型スクリーンで映画を観るなど、密を避けながら少人数で集まる会合で多く利用されました。

 

利用者のほとんどは地元の日本人の方々なので、コロナの影響を受けにくかったようで、これからは、自宅に招くのではなく、キッチンやスクリーンがあるところを借りて集まるようなスタイルも増えていくと思います。このような需要に応えるサイト「スペースマーケット」(https://www.spacemarket.com/)も現れて、ますます可能性を広げています。

 

◎テレワーク・ワーケーション住宅

コロナ禍の自宅待機、出社自粛によりテレワークなどが注目されて以来、会社も個人も、都会でのオフィス・居住から地方の住宅などに移転する需要が増えてきています。

 

より積極的な働き方の中には、仕事場をリゾート地に移して、バケーション(娯楽)とワーク(仕事)を同時に楽しむ働き方「ワーケーション」の生活スタイルも現れました。この流れは、今後もっと加速すると思われます。

 

空き家という住宅をいくら供給できても、それに対する需要がなければ、絵に描いた餅でしかありません。

 

このようなマッチングをうまくすれば、誰も借りてくれなかった親の家に借主がすぐに見つかるなどして、皆さんの手元に賃貸収入としてなんらかのお金が残るようになります。

 

実家の「空き家」超有効活用術

実家の「空き家」超有効活用術

三木 章裕

フォレスト出版

【放置しているだけで、年間コスト50万円以上! 実家が「空き家」になったときの有効活用法】 人口減少社会にある日本において 本格化してきている「空き家」問題。 「自分には関係ない」 と思っていたら大間違いです…

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