頑張って働く日本人「自助努力」の行く末
総務省統計局の『労働力調査』によると、世代別にみた就業状態の推移において、団塊ジュニアを含む1970年代前半生まれがその前の世代に比べ、入職初期の失業率、非正規雇用比率が高かったことが明かされています。
また、いわゆる「ポスト団塊ジュニア」にあたる1970年代後半生まれは、完全失業率が大きく低下したのに比べ、非正規雇用比率の低下は小さく、非正規雇用のまま滞留していることが危惧されています。
働けど働けど貯まらないお金。せめて年金に期待したいところですが、少子高齢化が進む現在、大きな期待を寄せられないことは、もはや周知の事実です。国民全体に「自助努力」が求められている現実を、受け止めるしかないのでしょうか。日本人の暗い行く末は、もう目の前に迫っています。