不動産投資ってどうなの?
最近、「ワンルームマンションの不動産投資」を勧めるSNS広告を目にすることが増えました。
「年収400(500)万円以上の方、必見の投資」などと書かれているものが多いです。
年収が書かれている理由は、銀行側で融資を引き受ける際の年収基準が400万〜500万円以上になっていることが多いためです。
不動産投資全般がダメとは言いませんが、賃貸用不動産は特に見極めが難しく、誰から買うかではなく、何を買うかが本当に重要となります。
日本は今後、どんどん人口が減り、給与が上がりにくい状況が続くと予想されるため、空き家が増えて家を貸すことそのものの難易度が上がっていきます。
不動産投資をする際はプロのアドバイスを受けつつ、慎重に見極めてください。
不動産投資に興味はあるものの、細かい契約手続きや空室時の募集対応、建物の修繕などが面倒だと感じる人は、現物ではなく金融商品として不動産オーナーになることのできる「REIT(不動産投資信託)」への投資がオススメです。
資産を増やす以外の投資のメリット
投資により資産を維持・拡大しているお金持ちにとって、投資の話は日常会話の一つです。
「自分を担当しているプライベートバンカーから、こんな提案を受けた」
「親の代から懇意にしている不動産業者に、こんな物件を勧められた」
など、自慢ではなくコミュニケーションツールとして活用されています。
「任天堂の株を買ったので、マリオを見るたびに、自分のためにはたらいてくれてありがとうと思う」と話してくれたお金持ちの方もいました。
髭の風貌がマリオに似ている人だったため、話のネタとしても最高です。
「回りまわって自分に返ってくるから投資はいい」と話してくれたのは、最近子どもと一緒にテーマパークへ遊びに行ったお金持ちの方。
聞けば、運営会社の株主でもあることから、パーク内で使ったお金の一部が回りまわって配当として戻ってくるという話でした。
あなたもこのお金持ちのように、そのテーマパークの株主だったらどうでしょう。
自分がテーマパークで使うお金も、回りまわって株価の向上や、株主優待、配当金としてあなたに戻ってくることになるのです。
この場合の投資は、「家族や友人との時間をより楽しめる仕組みを作る」という価値を持っています。
「投資を続けているのは、資産運用のためだけでなく、世の中の情勢に興味を持ちやすくするため」と話してくれたお金持ちの方もいました。
投資は、情報へのアンテナを立てるための装置としても役立つのです。このように投資にも複数の価値を持たせることができるとわかります。
人生100年時代です。まだ投資を始めていない人は今すぐ投資を始めましょう。時間を味方に付けた投資は、誰にでもできる効果的なお金の活用法です。
立川 健悟
ファイナンシャルプランナー
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