(※写真はイメージです/PIXTA)

人口約14億人を誇る中国。国内ではさまざまな企業が入り乱れています。だからこそ、重視されるのは「信用と実績」です。では、玉石混交状態のなかで、企業はどのような手段をとっているのでしょうか。現地に住む東洋証券上海駐在員事務所の奥山要一郎所長が解説します。

参加者14億1,000万人!共産党の歴史を辿るツアーがブームに

さて、聖地巡礼といえば、数年前からプチブームになっている「紅色旅游(レッドツーリズム)」。中国共産党の歴史をたどる旅を指す。

 

観光資源は「長征」「抗日戦争」「解放戦争(国共内戦)」などに関連する施設や場所。「抗日」「革命」「烈士」などの名前が付いた観光地がメインだ。目的地としては、北京や上海、西安などの大都市に加え、吉安(江西省)、延安(陝西省)、嘉興(浙江省)などが挙げられる。

 

"コロナ前"の19年の「紅色旅行者」は14億1,000万人。全体(60億600万人)のおよそ4分の1近くに上っていた。

 

直近データは不明だが、「紅い観光地」は各地で盛り上がっている。南昌(江西省)の「南昌八一起義紀念館」、武漢(湖北省)の「辛亥革命武昌起義紀念館」、上海の「四行倉庫抗戦紀念館」などが代表的スポット。満州事変に関連する瀋陽(遼寧省)の「九一八歴史博物館」、日清戦争の激戦を伝える威海(山東省)の「甲午海戦紀念地」などもある。

 

紅色旅游の概念は04年に打ち出され、第14次五ヵ年計画(2021~25年)内でも「紅色旅游を推進する」とされている。いわば立派な国策のひとつだ。

 

ならば、国や党の幹部訪問地を巡るのは、さしづめ「紅色視察」とでもなろうか。まさか国策にはならないだろうが……。

 

 

奥山 要一郎

東洋証券株式会社

上海駐在員事務所 所長

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】5月13日(月)開催
銀行からフルローンを引き出す「最新不動産投資戦略」
利回り7%超!「新築アパート投資」セミナー
~キャッシュフローを最大化させるためのポイントも徹底解説

 

【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意

 

【事業投資】5月25日(土)開催
驚異の「年利50% !?」“希少価値”と“円安”も追い風に…
勝てるBar投資「お酒の美術館」とは

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

■入所一時金が1000万円を超える…「介護破産」の闇を知る

 

■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走

 

【免責事項等】
※本記事は、東洋証券株式会社の中国株レポートから転載したものです。
この資料は、東洋証券株式会社が信頼できると思われる各種のデータに基づき投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成したもので、投資勧誘を目的としたものではありません。また、この資料に記載された情報の正確性および完全性を保証するものでもありません。また、将来の運用成果等を保証するものでもありません。この資料に記載された意見や予測は、資料作成時点のものであり、予告なしに変更することがありますのでご注意ください。
この資料に基づき投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、東洋証券株式会社は、理由の如何を問わず、一切責任を負いません。株価の変動や、発行会社の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがありますので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなされるようお願い致します。
この資料の著作権は東洋証券株式会社に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願い致します。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧