79歳の富裕層女性「郊外に素敵な老人ホームを見つけたわ」と意気揚々も…わずか「入居1ヵ月」で涙のワケ

79歳の富裕層女性「郊外に素敵な老人ホームを見つけたわ」と意気揚々も…わずか「入居1ヵ月」で涙のワケ
※画像はイメージです/PIXTA

3人の息子を育てあげ、現都内の高級住宅街で一人暮らしをしていた黒川良子さん(仮名/79歳)。介護が必要になったときのことを考え、元気なうちに自宅を売却し気に入った老人ホームに入居しようと実行に移したのですが、困ったことになっていると言います。

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都会暮らしから自然に囲まれた環境への転換に後悔

入居して数週間は新しい環境に慣れるのに必死でしたが、1ヵ月を過ぎた頃、急に寂しさが込み上げてきました。自宅にいたころの黒川さんは、月に一度は美術館や観劇に出かけ、誘われれば近所の友人とランチにも行っていました。都会暮らしだったので、いつでも気軽に好きな場所に行けていたあの頃が懐かしく思えてなりません。

 

服やアクセサリーなんて興味なくなったと思い込んでいたけれど、買い物に行けないとなると、デパートの外商担当者が恋しくなったり、行きつけのレストランのワインが飲みなくなったりと、次々に胸に迫る思いがありました。「高齢だし外出できなくても問題ない」と思っていましたが、ずっとホームの中にいることがストレスになっていたようです。

期待していた絵画のレッスンは半年に一回の開催だった

そして何より、アトリエがあり本格的な絵画を学べるというのが老人ホームの宣伝文句だったのに、実際には介護士がアトリエにテーブルや椅子を準備してくれるだけ。「学べるというのはどういうことですか?」と質問してみると「半年に1回くらい、美大の先生に来てもらう予定です」とニッコリ笑います。黒川さんは週に一回程度のレッスンを受けられると思っていただけにショックでした。

 

好きな場所に行かれない。好きな趣味にも打ち込めない。寂しいのに入居者と仲良くなることも避けてしまいます。落ち込みが激しくなり、海外にいる三男に連絡をすると「別の老人ホームに移ればいい」と言われましたが、戻る自宅ももうありません。

自宅の売却と資産整理は入居後にするべきだったと後悔する日々

途方に暮れた黒川さんは、現在老人ホーム選びの専門家に相談をして、今の老人ホームに住みながら別のホームを探しているところです。ただ、入居金となる多額の現金が用意できないので、一度は格安のホームに移り、今のホームの入居金が精算されたあとで、好みのホームを探す予定になっているそうです。

 

専門家からは子どもたちに支援をお願いするようにとアドバイスがあったそうですが、贈与で方が付いているのに再度揉めるのはイヤだと、黒川さんは拒否しています。自宅を急いで売却せず、入居後に資産の整理をしても良かったと涙を流す黒川さんです。

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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