40年周期なら上昇基調は続く
40年周期というのは、相場でもよくいわれるサイクルだ。日銀審議委員の高田創氏は金融(金利)40年サイクルを唱えている。松本大は7月の「つぶやき」で、「コロナと世代交代」というコラムを書いて、「日本は、40年に1回くらいのインターバルで、世界のなかで大きなパフォーマンスを実現するように見えます。いまがそのときではないかと」と述べた。
株式市場もまさに40年サイクルで動いている。20年かけてバブルのピークに駆けのぼった日経平均はバブル崩壊で20年かけて調整を完了。まさに40年でひと周りである。そう考えると、リーマン後の2009年に大底をつけた相場はすでに10年以上、上昇基調にあり、この流れは2029年まで続く。まだ6合目あたりと考えてよいだろう。
広木 隆
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト 執行役員
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走