名古屋‐需給バランスがタイトな状態が続くも、賃料は3期連続の横ばい
栄
栄の今期(Q3)のハイストリート空室率は4四半期連続の0.0%となった。同エリアでは依然として募集物件が極めて少ない状態が続いており、そのため総じて成約事例も少ない。しかしそのような中でも、今期は外資系スポーツブランドが出店を決める事例がみられた。また、アパレルが申込を入れる物件もあった。
出店ニーズのある業態は幅広く、ドラッグストア、ゴルフメーカー、時計ブランド、アウトドア、飲食、アクセサリーなど。リユースの出店ニーズも相変わらず多い。また、コスメブランドが退店する物件で別のコスメブランドが検討しているほか、ラグジュアリーブランドが新規開発物件で出店を予定するなどの事例もみられている。
今期のハイストリート賃料は71,000円/坪と、3期連続の横ばいとなった。引き合いが多く、募集物件が少ないという需給タイトな状況ではあるものの、売上やコストの想定に厳格なテナントが多いため、相場水準が引き上げられるような勢いは今のところ見られていない。
福岡‐幅広い業態からニーズがみられるも、賃料上昇は一服
天神
天神の今期(Q3)のハイストリート空室率は対前期比横ばいの2.5%。今期は複数の海外アイウェアブランド、モバイルショップ、カプセルトイショップ、カフェなどが出店を決める事例がみられた。出店ニーズとしては、コスメ、買取・リユース、国内外のアパレルブランド、時計ブランドなどからみられている。他にも、ファッションブランドが商業施設/百貨店から路面店舗への移転を検討する事例がみられた。
天神のハイストリート賃料は今年に入ってQ1、Q2と2四半期連続で上昇してコロナ下のボトムから既に19.4%上昇したが、今期は一服、55,500円/坪で前期から横ばいとなった。
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