(※写真はイメージです/PIXTA)

仕事のやり方が特定の個人にしかわからない状態を指す「属人化」。不正が起こりやすくなったり、担当者がいないと業務が止まってしまったりと、企業の組織力が低下する可能性があります。属人化は特に、専門性の高い業務で起こりがちです。では、どうすれば業務の属人化を避けることができるのでしょうか? 仕組み経営株式会社の取締役・清水直樹氏が解説します。  

「属人化」とは?

属人化の意味とは、「仕事のやり方が特定の個人にしかわからない状態」のことです。

 

属人化の対義語

属人化の反対語(対義語)は、標準化です。仕事のやり方が人に依らず、標準化されており、誰でも同じようなプロセスで仕事ができる状態が標準化された状態です。

 

属人化のデメリット

一般的に、仕事の属人化に対しては否定的なイメージがあります。実際、仕事の属人化によって次のようなデメリットが生じます。

 

・仕事内容がブラックボックス化し、担当が辞めたり休んだりすると業務が止まる

・仕事の品質が安定しない

・不正の原因になる可能性がある

・仕事内容の改善ができない

……など

 

属人化を引き起こす要因

属人化を引き起こす要因として一番大きなものが、特定の経験やスキル、立場などを持つ人材の存在です。特に経験やスキルという側面においては、知識やノウハウの共有がなされていないことの結果として属人化が引き起こされます。これは会社の事業継承・後継者育成といった部分においてネガティブな要素となります。

 

一般的な事務系やバックオフィス系の場合でも、知識やスキル、経験が必要とされたり、ある種の責任を伴う判断が求められる場面もあります。しかし、誰にでもできる作業や業務の見極めを怠ってしまうと、不必要に属人化が引き起こされ、業務についての知識やノウハウが共有されなくなってしまうのです。

 

専門的な仕事を扱う「スペシャリスト」は属人化せざるを得ない?

一方で、極めて専門的な仕事を行っているスペシャリストや、デザインなどのクリエイティブな職種の場合、「属人化するのはやむを得ない、むしろ属人化の解消を考えずに、彼らの自由にやらせてあげたい」と考えることもあるでしょう。

 

このような考えは理解できるものの、完全に属人的なやり方に依存させてしまっては、自社ブランドの一貫性が維持できません。スペシャリストの属人化解消法については、後述します。

 

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