(※写真はイメージです/PIXTA)

通常65歳から満額支給となる「公的年金」ですが、受給開始の時期は「60歳~75歳」から選ぶことができます。では、男性と女性、それぞれ何歳から受給を開始すると、年金受給額を「最大」にできるのでしょうか。『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)の著者で、元国税専門官のマネーライター小林義崇氏が解説します。

年金は「適度に繰り下げて」受給額を増やす

平均余命まで生きるとして、年金総額が最大になる受給開始時期

男性(85歳0ヵ月まで生きると仮定):69歳1ヵ月まで繰り下げ(図表2参照)

女性(90歳0ヵ月まで生きると仮定):71歳7ヵ月まで繰り下げ(図表3参照)

 

[図表2]男性が85歳まで生きると仮定した年金受給開始時期と増減率・総額の違い 出所:『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』より抜粋
[図表2]男性が85歳まで生きると仮定した年金受給開始時期と増減率・総額の違い
出所:『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』より抜粋

 

[図表3]女性が90歳まで生きると仮定した年金受給開始時期と増減率・総額の違い 出所:『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』より抜粋
[図表3]女性が90歳まで生きると仮定した年金受給開始時期と増減率・総額の違い
出所:『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』より抜粋

 

ここまでにお伝えした年金のルールを踏まえると、老後の資産形成を有利に進めるには次のような戦略が有効と考えられます。

 

戦略的に働きながらお金の余裕を得る方法

◆在職老齢年金の減額に注意しながら60歳以降も働き続ける

◆年金はすぐに受けとらず、繰り下げを活用して受給額を増やす

 

働きながら年金を得ることが資産形成につながるという意味では、富裕層の資質として心身が健康であることも重要といえます。

 

私は、公務員時代はほとんど健康に気をつかっていなかったのですが、独立して自営業者となってからは、食事や運動を意識するようになりました。

 

収入の源泉が自分自身だということを意識するようになると、否が応でも健康意識が高まるものです。納め続けている年金保険料を無駄にしないためにも、私は健康を心がけることにしたのです。

 

 

小林 義崇

マネーライター

Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事

 

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元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

小林 義崇

ダイヤモンド社

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