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遺産相続ではいかに多くの遺産をもらうかに関心が集まりがちですが、遺産相続を放棄(=相続放棄)したほうがいいケースがあります。しかし相続放棄を検討したり、進めたりするうえで、注意すべきポイントも。みていきましょう。

相続放棄の手続きは専門家に依頼できる

相続放棄の手続きは自分でも行うことは可能です。ただ、相続順位の移動や代襲相続が発生している場合、必要な戸籍関係書類が多くなり収集だけで膨大な時間がかかってしまうことも多々あります。戸籍謄本の収集や様式への記入が難しい場合は弁護士または司法書士に依頼することができます。専門家に依頼すると、簡単かつ確実に手続きをすることができます。相続放棄をした方がよいかどうかについて相談することもできます。

 

相続放棄の手続きを専門家に依頼した場合の報酬は、おおむね以下の金額になります(期限後の相続放棄ではこれより高い金額になります)。

 

●弁護士:10~20万円程度

●司法書士:3~5万円程度

 

司法書士に依頼すると報酬は割安ですが、代行できる業務の範囲に注意しなければなりません。司法書士は、戸籍・住民票の取得や書類作成を代行する役割にとどまるため、裁判所から照会があれば自分で回答しなければなりません。弁護士に依頼すれば、書類作成だけでなく裁判所への回答もすべて任せることができます。

 

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本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

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