(※写真はイメージです/PIXTA)

長らく続いた「デフレ相場」が終わり、2023年4月から「インフレ相場」がはじまったとみられる日本。経済環境が大きく変化するなか、近畿大学世界経済研究所の客員教授で投資家・ストラテジストの菅下清廣氏は、かつてのソニーや松下電器のような、「日本発の世界的なスター企業」が出現するといいます。その根拠とは、みていきましょう。

かつてのソニーや松下電器…「日本発・スター企業」誕生なるか

かつて世界のスター企業となったソニーや松下電器(現パナソニック)などのように、いま再び日本から世界的なスターとなる企業が出現するかどうかが日本再興の鍵ですが、私は出現すると思っています。

 

なぜか。世界レベルでネットワークを拡大する大企業が日本には多いからです。資金は潤沢にある。勝ち上がっていく可能性は大です。

 

また海運、鉄鋼など重厚長大な大型銘柄の活況には、眠れる日本の個人金融資産2000兆円(うち現預金約1000兆円)が流れていく可能性があります。

 

直接流入するか、積立て型投資信託などを通じて流入するか。どちらにしろかなりの資金量が流入するのではないでしょうか。

 

2023年4月からはじまった、資産インフレ相場を迎える上で、私たちはどうすればよいのか。千載一遇のこのチャンスに思案中の人は、何もしなければ、インフレ時代の負け組になる可能性さえあることに注意が必要です。

 

77年サイクルの最初の3年間、

 

①デフレからインフレへ、
②円高から円安へ、
③株安から株高へ、

 

という大きな変化が進行していくことは間違いないでしょう。

 

 

菅下 清廣

スガシタパートナーズ株式会社

代表取締役社長

 

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※本連載は、菅下清廣氏による著書『2023-2024 資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 日本株大復活』(実務教育出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

2023-2024 資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 日本株大復活

2023-2024 資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 日本株大復活

菅下 清廣

実務教育出版

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