『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で評価された日本だったが…
アメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲルがその著書『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で、経済の大発展を遂げた日本的経営を高く評価し、この本は世界的な大ベストセラーとなりました。
こうして日本が黄金期を迎えた前半の約40年間でしたが、後半の30年はどうでしょうか。
日米貿易摩擦問題、消費税の導入、バブル崩壊、阪神・淡路大震災、東日本大震災など国の衰退を印象づける出来事が相次いで起こり、「失われた30年」というデフレ社会、低賃金、景気後退、半導体などの世界的競争からの脱落など、雪崩を打ったように下降線をたどっています。
そして世界を激変させたコロナ禍という77年の最期の大転換を経てた2023年、いよいよデフレが終わりを迎えてインフレ時代に向かおうとしているのです。
明治維新から第二次世界大戦終焉までの77年間、そして終戦から2022年までの77年間サイクルを見れば、2023年からはじまる77年間の前半約40年は上昇期、後半約30年は下降期と予測することができるでしょう。
このサイクルの77年後は2100年。22世紀の幕開けです。歴史にならえば何かとてつもない大きな出来事が起こるのかもしれません。
それが何かは今はわかりませんが、第三次世界大戦勃発か、ロシア・中国連合軍とアメリカの戦いか、世界の支配者が交代=アメリカの崩壊が起こるのかもしれません。
いまは単なる想像でしかありませんが、いずれにせよそういう大きな事態が起こり得るでしょう。
菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社
代表取締役社長
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