(※画像はイメージです/PIXTA)

「マーク・ザッカーバーグ」はFacebook(現Meta)の創業者です。大学時代に立ち上げたFacebookにより、25歳という若さで世界で最も若い10人の億万長者にも選ばれました。それほどの成功をしたザッカーバーグですが、現在は世間からの風当たりが強く、批判を浴びています。一体なぜなのでしょうか? みていきます。

マーク・ザッカーバーグとは?

マーク・ザッカーバーグは本名「マーク・エリオット・ザッカーバーグ」といい、1984年にアメリカで生まれました。

 

ハーバード大学在籍中にFacebookを立ち上げて、2010年にアメリカのニュース雑誌「Time誌」の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出されています。パーソン・オブ・ザ・イヤーとは良くも悪くもその年の出来事に最も影響を与えた人物を特集する記事です。

 

また、Google創業者のラリー・ペイジ氏と同様に、ザッカーバーグ氏もユダヤ系であり、世界時価総額ランキングでトップに食い込んでいる企業の多くにユダヤ人が創業した企業が存在します。

 

37歳の若さで世界5番目の大富豪に

2021年4月6日にアメリカの経済誌「フォーブス誌」が発表した2021年版の世界長者番付によると、マーク・ザッカーバーグは5位にランクインしています。

 

1位はAmazon.comの創業者であるジェフ・ベゾス氏で、2位は電気自動車メーカーのテスラや宇宙事業を手掛けるスペースXの創業者のイーロン・マスク氏でした。しかし、ジェフ・ベゾス氏は57歳、イーロン・マスク氏は49歳ですが、マーク・ザッカーバーグは長者番付トップ10のなかでも37歳という最も若い年齢でランクインしているのです。

 

また、2010年にはフォーブス誌による「世界で最も若い10人の億万長者」の1位として25歳でランクインしています。

マーク・ザッカーバーグの半生

マーク・ザッカーバーグはアメリカで歯科医と精神科医の両親のもとに生まれました。高校に入学して2年間を過ごすもあまりの退屈さに耐えきれずに、アイビー・リーグ(アメリカの8つの名門市立大学の総称)への進学が当たり前とされる、エリート進学校の高校に転校しました。

 

その後は、世界大学ランキング2021で3位にランクインしているハーバード大学に入学します。そして、大学在籍中にザッカーバーグは「Facemash.com(フェイスマシュ.com)」というサイトを開設しました

 

Facebookの前身となる「Facemash.com」を開設

「Facemash.com」は、ハーバード大学に在籍している女子学生の顔写真が2枚ずつ表示され、訪問者がどちらがかわいいかを選択させるサイトです。このサイトは、Facebookのルーツとなるサイトでした。

 

しかし、このサイトはすぐに女性蔑視として問題になり、特定の人種が不当に高い評価や低い評価を受けていることを受けて、人種差別の問題にも発展しています。これにより、Facemash.comはすぐに大学の管理部職員によってインターネットアクセス権を無効にされてしまいました。

 

また、マーク・ザッカーバーグはこの問題により、ハーバード大学の半年間の保護観察処分を受けています。

 

実業家として活躍

その後、マーク・ザッカーバーグはハーバード大学内で学生が交流をすることを目的として「Thefacebook」というサービスを始めます

 

その後、スタンフォード大学やコロンビア大学などの学生から、「自分たちの大学にも同じようなサイトをつくってほしい」という要望があったため、アイビー・リーグの学生にも開放しました。

 

こうして少しずつアメリカ全土の学生に開放されていき、学生にとっては必要不可欠なサイトとなったのです。

 

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