(※画像はイメージです/PIXTA)

今日、まとまったお金を銀行に預けておいても、ほとんど増えません。かといって「株式投資」は怖い…。できるだけ高利回りで低リスクの方法はないものか…。そう考える方に向いている金融商品の一つが「ゼロクーポン債」です、利回りが高めに設定されているうえ、特にアメリカでは「利上げ」が行われていることから、地味に注目を集めています。昨今取り沙汰されている「米国債のデフォルトのリスク」にも触れながら解説します。

為替相場の変動による「損益分岐点」が重要

最後に、前述した為替相場の変動による損益分岐点について、どう見極めるかをお伝えします。

 

以下の内容のアメリカのゼロクーポン債があったとします。

 

・額面1万米ドル

・購入価格5,800米ドル

・償還期間17年

 

これを、1米ドル138円で購入すると、日本円での購入金額は138円×5,800米ドル=800,400円です。

 

17年後、1万米ドルが償還されます。その時、1万米ドルが日本円に換算して800,400円を下回らなければ、損失が発生しないことになります。

 

したがって、損益分岐点は1米ドル=80.04円ということになります。これより「円高ドル安」にならない限りは、損失は発生しないということです。

 

このように、ゼロクーポン債の活用を検討するのであれば、必ず、償還時の為替相場の損益分岐点を確認する必要があります。

 

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