(※写真はイメージです/PIXTA)

電気代の高騰は、家計に大きな影響を与えています。本記事では、元東京電力福島第一原発のエンジニアであり、現在は電力を自給自足でまかなう「オフグリッド生活」を続けながらエネルギー問題への考察を積み重ねる木村俊雄氏が、著書『みんなの節電生活──省エネのプロが教える』(自由国民社)から、電気代高騰を乗り切るための「節電術」について解説します。

冬場の夜間は冷凍冷蔵庫の主電源を切る

常に節電している人であっても、冷凍冷蔵庫の主電源を切る人は、まずいないと思います。

 

しかし、我が家は冬場の夜間に限っては、冷凍冷蔵庫の主電源をOFFにしてしまいます。

 

先ほど、冷凍庫は凍ったもので満たし、「キツキツ」にしましょうといいましたが、このときに2ℓ入りのペットボトルに水を入れ、それをしっかり凍らせておくのです。冷凍冷蔵庫のサイズにもよりますが、2~4本は必要です。

 

就寝前に凍らせたペットボトルを冷凍庫から出し、冷蔵庫の最上段に並べます。みなさん、ご存じのとおり、冷気は上から下に流れますので、最上段に並べることで冷蔵庫内全体に冷気を届けることができるわけです。

 

準備ができたら、冷凍冷蔵庫の主電源をOFFにします。

 

もともと冷凍冷蔵庫は、断熱効果が高い構造ですので、冬場の夜間に就寝時間程度であれば、凍らせたペットボトルの冷気によって冷蔵庫内は十分に冷たいまま、冷凍庫内のものは凍ったまま保つことができます。

 

注意点が2つあります。冷凍庫はペットボトルのスペース以外は凍ったもので十分に満たしておくこと、また朝に主電源をONにするまでは冷凍冷蔵庫を絶対に開けないことです。

 

[図表3]冬の夜に冷凍冷蔵庫の主電源を切る方法

 

 

木村 俊雄

元東京電力福島第一原発エンジニア

 

みんなの節電生活──省エネのプロが教える

みんなの節電生活──省エネのプロが教える

木村 俊雄

自由国民社

◆高騰する電気代をしっかり節約! ◇大切なお金と暮らしを守るための賢い知恵を、 元電力会社技術者「セツデン侍」がやさしく、ズバリ伝授!

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