(※写真はイメージです/PIXTA)

人生100年時代を迎え、日本においては「貯蓄から投資へ」シフトさせることを政府は推奨しています。投資から得られる所得、すなわち「資産所得(財産所得)」を増加させる「資産所得倍増計画」が掲げられています。そんななか、若年層や働く世代を中心に米国株投資が注目されています。本記事では、米国株投資をこれから始めようと考えている方にも分かりやすいよう、米国株を例に株投資の基本について、専門家であり東京大学経済学部で教鞭も執っている山内英貴氏が解説します。

まとめ

今回は長期資産運用の実現に向けてリスク管理の重要性及びそのための手法をご紹介しました。

 

米国株を中心としてお話をしてきましたが、その他の資産においても「リスク管理の考え方」は重要です。リターンを得るために資産運用を行うわけですのでどうしてもリターンに目が行きがちですが、資産運用以外の世界でも目先の美味しい話に飛びついて失敗するという例があります。

期待リターンと期待リスクを同時に見る

期待リターンだけを見て運用を行うのではなく、同じ期待リターンであれば期待リスクが低い方が運用としては望ましい、という考え方もあるということをご理解いただけたでしょうか。

 

ただ、やはり過去200年のチャートを見ても米国株は長期でリターンが期待できる資産であり、ポートフォリオのコアになり得る資産だと思います。

 

そのなかで、米国株に対して分散効果が期待できるオルタナティブ資産への投資は個人投資家にはまだまだハードルが高く、債券等を組み合わせて期待リターンを下げるくらいなら、大きなドローダウンを経験する可能性も覚悟し、リスクを時間分散することで期待リターンを高く保とうとする方は多いのではないでしょうか。

 

 

山内英貴
株式会社GCIアセット・マネジメント 代表取締役CEO
東京大学経済学部非常勤講師

 

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