米国「格差社会」の象徴「都市部の失業者」が激減「みんなお金を使いたがっている…」コロナの反動では片づけられないワケ

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(画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

香港ハンセン指数は5日続落

ハンセン指数 19,943.51 pt (▲0.33%)
中国本土株指数 66,670.22 pt (▲0.50%)
レッドチップ指数 3,887.16 pt (▲1.07%)
売買代金1,124億2百万HK$(前日1,163億1百万HK$)

 

27日の香港市場は3月5日開幕の全国人民代表大会を前に、経済成長路線への回帰策を期待する動きは続いているが、具体性は判然とせず、積極的に買い進みにくい展開が続く。

 

ハンセン指数は午前中には小高く推移する場面もみられたが、サポートラインとなる20,000ポイントを割れた後は下落に転じ、前日比0.33%安と5日続落した。終値ベースでは昨年12月30日以来、およそ2ヵ月ぶりの安値を更新した。

 

ハンセン指数の構成銘柄では通信大手の中国聯通(0762)は3.7%安、アルミメーカーの中国宏橋(1378)は4.3%安、中国民間ガス供給業者の新奧能源(2688)は2.5%安、白物家電の海爾智家 (6690)は2.4%安と下げた。

 

中国経済対策の期待感が根強い一方、景気回復には時間を要するとみられ半導体関連や部品メーカーが総じて安い動きとなった。電子機器の比亜迪電子(0285)は7.0%安、半導体製造のSMIC(0981)は2.4%安、半導体ファウンドリーの華虹半導体(1347)は2.3%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382)は2.1%安と下げた。

 

一方、リオープン銘柄は小高く推移し、決算を発表した火鍋チェーンの海底撈国際(6862)は13.7%高、レストランチェーンの九毛九国際(9922)は3.7%高、ビール会社の百威亚太(1876)は2.4%高、呷哺呷哺(0520)は1.2%高だった。

 

中国本土株市場は上海総合指数は前日比0.28%安の3,258.03と4日続落、CSI300は同0.42%安の4,043.84で引けた
 

 

長谷川 建一

Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>

 

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