アジアのデジタルハブを目指す「フィリピン」…通信インフラ整備加速へ

10月31日週「最新・フィリピン」ニュース

アジアのデジタルハブを目指す「フィリピン」…通信インフラ整備加速へ
写真:PIXTA

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクターの家村均氏による、最新のフィリピンレポート。今週は、ブロードバンド通信の普及が急速に進む、フィリピンの通信インフラの現況についてみていきます。

GLO、投資拡大…国民間の通信格差是正をコミット

 

GLOBETELECOM,Inc.(GLO)は、2022年末までにムスリムミンダナオ(BARMM)のバンサモロ自治区に235の新しいセルサイト(通信設備)を設置することを目標としていると発表しました。これまでにGlobeは130の新しいセルサイトを稼働し、現在175の4Gタワーの容量をアップグレードしています。

 

Globeは、年末までイン25,376という目標のうち、19,000の家庭用光ファイバー回線も敷設しました。一方、Converge ICT Solutions,Inc.は、9月末までに光回線を約600,000キロメートルに拡大しました。これは、ルソン島の北端からビサヤとミンダナオの島々までをカバーする、海底、空中、および地上の光ファイバーケーブルネットワークで構成されています。

 

Convergeの最高経営責任者兼共同創設者であるDennis Anthony H.Uy氏によると、同社は国内のより多くの地域で光回線を拡大するために積極的な投資を続けています。目標は「より多くのフィリピン人がインターネットにアクセスできるようにすること」だと彼は述べました。「サービスを受けていない人や十分なサービスを受けていない人に手を差し伸べるというコミットメントを達成するために、私たちはファイバーネットワークを継続的に拡大および強化し、信頼性が高くアクセス可能なインターネットに対する強い需要に応えています」としています。

 

同社は、7月末の時点でビサヤとミンダナオに600,000を超えるファイバーポートを配置しています。これは、2021年末までに展開された300,000ポートの2倍です。

 

 

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※当記事は、情報提供を目的として、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングが作成したものです。特定の株式の売買を推奨・勧誘するものではありません。
※当記事に基づいて取られた投資行動の結果については、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング、幻冬舎グループは責任を負いません。
※当記事の比較するターゲット株価は、過去あるいは業界のバリュエーション、ディスカウントキャッシュフローなどを組み合わせてABキャピタル証券のプロアナリストが算出した株価を参考にしています。

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